気づきにくい「副作用」もある
どのような薬も、副作用があらわれる可能性はゼロではありません。入院治療が必要になるような副作用があるケースも事実です。 しかし、だからといって薬を全く使用せずに病気をやり過ごすというのは、現代社会では非現実的といってよいでしょう。 大切なのは、「不運にも生じた副作用に対する正しい対処法」を知っておくことだと思います。
薬を服用後、急激に強い副作用があらわれた場合は発症に気づきやすいもの。 しかし症状が軽度の場合は、副作用に気づかず薬の服用を続けて、さらに重篤な副作用に襲われることも少なくありません。 次のような変化が現れたときは特に要注意です。単なる疲れや体調不良かと思われるこれらの症状…実は「副作用」かもしれません。
●日中の眠気や注意力・集中力の低下が生じる
●胃もたれや吐き気がする
●むくみが気になる
●のどが異常に乾く
●皮疹や皮膚のかゆみが生じる
薬の服用を開始してから、このような不快な体調変化が現れたときは、薬の使用を中断してすみやかに医師に相談するようにしましょう。