「内向型」な性格を活かして暮らす考え方

 

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一般的には、外向的で「明るい」「コミュニケーション上手」な人が良いとされがちですが、内向的な人にもたくさんのメリットがあります。物事には必ず良い面と悪い面があるものです。

 

ひとつ例を挙げると、毎日使っている「包丁」にも、良い面と悪い面があります。料理を作って大切な人を幸せにできる一方で、誰かを傷つける道具として使われてしまうことも。しかしこれも、「包丁が悪い」ということではありませんよね。 内向型も外向型もどちらが良い悪いということはなく、特性を上手く活かし生きていくことが良いと思います。内向的な性格や特徴を活かして快適に暮らすため、まず自分の「内向的な部分」を受け入れるところから始めてみましょう。

 

実は筆者自身も、内向的でネガティブな性格です。「何かあって仕事の納期が間に合わなかったらどうしよう」と期日の何日も前に予定をセットしたり、「鍵は閉めたかな?」と何度も確認したり。 でもその性格を認めたおかげで、トラブルやたくさんの危険から回避できていると、自負しています。いまでは「長所はなんですか?」と聞かれると「ネガティブなところです!」と本気で答えているくらいです(笑)。

 

また、内向型の人の多くは「大勢は苦手」と言いますが、これも反対に「1対1は得意」という方が多いのではないでしょうか。 じっくり相手の話を聞いて共感できるので、実は人から好かれやすいといえます。一人一人の人と深い仲になれるのも、「内向型」だからこそ、誇れる特徴といえるでしょう。 外交的な人をうらやましく思ったり、無理に変わろうとする必要はありません。「内向的でいいんだ!」と前向きに捉え、内向型の特徴やメリットを活かすことで快適な暮らしをしましょう。

 

 

文:nana