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気分は物語の主人公?!夜汽車乗車記

ライフスタイル

2018.01.12

【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:外山ちえ子

 

皆様は子供の頃、「銀河鉄道の夜」を読んだり、映画「ハリー・ポッター」シリーズで、ハリーがロンと魔法学校へ入学するためにホグワーツ・エクスプレス(蒸気機関車)に乗っているのを見て「自分も乗ってみたい!」と思ったことはありませんか?私はまさにそういう人間で、特に「夜汽車」に憧れておりました。

そんな『隠れ鉄子』の私、実は随分前からJR高崎駅より年数回、イベント列車として“SL YOGISHA”という名称の夜行蒸気機関車が運行されている情報は掴んでいました。しかし…このSL YOGISHA、『乗り鉄(列車に乗って楽しむ鉄道ファン)』の皆様を中心に大人気の列車で、予約開始後すぐに予約が埋まるという情報も聞いていまして、仕事のある平日は予約に出遅れてばかりでなかなか指定席の切符を入手できませんでした。

ところが、2017年冬の運行は12月23日という事で、予約開始日が乗車日の一か月前の11月23日、すなわち祝日に予約が出来る!という幸運に恵まれ、今回遂に一家三人分の切符をゲットしました!

この『SL YOGISHA碓氷』の乗車体験をご紹介させて頂きます。

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リアル機関車に一家で大興奮!

乗車当日の12月23日、わが家はSL YOGISHA碓氷の始発駅である高崎駅に発車時刻1時間前には到着。この日の夕食はご当地駅弁!と決めていたので、駅売店でさっさと駅弁とお茶をゲットして、乗車ホームへ。

ホームには既にSL YOGISHA碓氷の乗客と思われる方が多数、カメラを手に気合満々でスタンバイされていてちょっと異質なムードを醸し出していました(笑)。

SL YOGISHA碓氷は発車時刻の10~15分前にホームに姿を現したのですが、暗闇に黒光りするSLは威風堂々の風格で、出現直後はホームが一気に撮影フィーバーに!わが家も一眼レフカメラを夫婦2台使いで撮影(笑)。息子は初めて見る本物の機関車にまじまじと見入って、汽笛の音におっかなびっくりの反応でした。

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※写真左より「往路先頭車両のDL YOGISHA碓氷」「復路先頭車両のSL YOGISHA碓氷」「客席内部」

 

車体外観の撮影が一通り終わったら、今度は車内の座席へ。車両はレトロムード漂う車両で、気分は昭和にタイムスリップ!ボックスシート(2人掛けの座席が向かい合っている配置)のレトロ感はもちろん、車内の掲示物も昔のものを使っていてノスタルジック!

こちらのSL YOGISHA碓氷ですが、今回往路の高崎駅から横川駅区間はDL(ディーゼル)車で客席車両を牽引、復路の横川駅から高崎駅区間はSL『C6120』での牽引で、指定席は往路・復路共に全て完売との事でした。

自分の席に座って辺りを見回すと、中高年男性グループが乗客の大半を占めていた様子。あとは中高年夫婦や子連れファミリー、『乗り鉄』と思われる若い男性グループも点在していました。

発車時間の18時58分、DL YOGISHA碓氷は汽笛を大きく鳴らし、夜の空の下を走り出しました。

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※写真左より「客席車両外観」「車内掲示の国鉄案内図」「昔の表記のままの非常灯(燈)」

 

SL道中のお楽しみも沢山♪

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発車直後、腹ペコのわが家は早速駅弁を頂く事に(笑)。私と息子は迷わず、SL運行日に発売される「SL弁当(SLロクイチ物語)」を購入してきました(主人のみ、オトナの舞茸弁当でした)!こちらのSL弁当、SLをイメージして作られたというビビンパ風弁当でしたが、容器と箸が再利用可能なプラスチック製なので、自宅に持ち帰り、洗って再利用すると自宅でもお好みの具材でSL弁当が味わえます♪ベタですが、SLに乗りながらSL弁当を頂くのはとても楽しいです。

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運行中、クリスマス2日前という事もあり、車内で車掌さんとサンタさんが現れて、特製のクリスマスカードを配りにきてくれました。

その後“あたりマーク(SLマーク)が出たらSL缶バッジが貰えるスクラッチカード”の配布もありましたが、わが家は全員外れでした。残念!

DL YOGISHA碓氷は、最初の停車駅『安中駅』で5分程度停車し、次の停車駅の『磯部駅』へ向かいました。

さて、温泉大好きな息子の為、わが家は折り返し駅である横川駅の手前の『磯部駅』で途中下車して温泉に入り、約1時間後に磯部駅へ横川駅から折り返し運転してくるSL YOGISHA碓氷に再び乗車する計画を事前に立てていました。(磯部一帯は温泉マーク発祥の地という事で、温泉施設が沢山あります。)

そんな訳で磯部駅にて一旦途中下車。磯部駅では『ご当地ゆるキャラ』の出迎えを受けました。

その後、磯部駅から近い日帰り温泉施設「恵みの湯」に小1時間程度滞在。こちらは大人500円、子供300円の良心的な価格の温泉施設で、温泉に浸かって温まってから再び磯部駅へ戻りました。

磯部駅の待合室にはカラフルな座布団が置かれ、温かくして電車到着まで待つことが出来るのですが、SL YOGISHA碓氷のホームに入ってくる雄姿を見たく、早々に待合室は出てしまいました(笑)。

21時頃、横川駅から折り返してきたSL YOGISHA碓氷がホームにやってきました!ヘッドライトが暗闇の中、だんだん大きくなってホームに滑り込んでくる様子は、高崎駅でみた姿とはまた違った雰囲気で、まるで映画のワンシーンの様に素敵でした。

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※写真左より「磯部駅に出現のゆるキャラ達」「磯部駅へ到着するSL YOGISHA碓氷」「蒸気に煙るヘッドライト」

 

こうして磯部駅にて無事SL YOGISHA碓氷に乗車したわが家でしたが、乗車早々に息子が車内販売のお姉さんを発見!その後息子に執拗におねだりされた主人がSL模型と缶バッジを買わされる事に。(往路のスクラッチカードがハズレだった時に息子が泣きべそかいて悔しがったので仕方なく…というのもありますが…)

車窓から外を見ると、高崎市周辺ではお正月に向けて夜遅くまで『達磨』を作っている工場の様子も見えました。

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また車内では、往路と同じく車掌さんとサンタクロースが現れ、往路とは別のデザインのクリスマスカードを配ってくれました。

そして21時49分、SL YOGISHA碓氷は終点高崎駅に到着。到着後しばらくはホームに停車したので、出発前と同じくホームは大撮影会会場と化しました!

また、息子がSLの動力となる石炭を見たことがないので、見本を頂けないかと機関士さんにお願いしたら、本物の石炭を幾つか息子へ分けてもらえました!

やがて、SL YOGISHA碓氷は汽笛を鳴らしてゆっくりとホームから去っていき、夢のような夜汽車の旅は終わりました。

 

SL YOGISHA乗車のアドバイス

私が個人的に調べたJRからの情報になりますが、SL YOGISHAは今のところ1年に3.4回、高崎駅を始発駅として季節毎に運行されている模様です。そして運行時期により行先が横川駅方面の時あり、水上駅方面の時あり、と異なる様です。

2017年夏は水上方面行きSL YOGISHAの運行がありましたが、この時は水上エリアのほたる鑑賞会も楽しめる運行ダイヤだったようです。この様に、時期と行先によって違った楽しみ方が発見できるのもSL YOGISHAの人気の秘密かもしれませんね。

また、文字通り『YOGISHA(夜汽車)』ですので、どの便も終点の高崎駅に戻る時間は大抵21時から22時の間と夜遅めです。よって小さなお子様連れのご家庭は、乗車日当日は高崎駅付近のホテルを予約することをお勧めします。今回わが家は駅近ビジネスホテルのダブルルームを予約しておきました。実際、息子はSL下車後、ホテルにチェックイン→歯磨き→終わってからコテっと速攻で寝てしまいましたので宿泊予約して正解でした(笑)。

それから、SL YOGISHAの撮影についてですが、他の列車と違い、黒い車体を夜撮影するので、ピント合わせが結構難しいです。カメラの絞りを調節したり、カメラの感度を調節したり、工夫して撮影する必要があります。特に走行中のSL撮影はかなり難易度が高いです(画像がぶれやすい)!カメラ撮影の腕にあまり自信が無い方は、明るい駅構内を停車している状態の車両を取るのが無難かもしれません。

最後に、SL YOGISHAの予約について注意点があります。基本的に客席は4人掛けのボックスシートですので、1~3人で指定席を取ると、ボックス席内で全く知らない方と相席になる可能性があります。いかんせん中高年のおじさまに人気の列車ですので、酔った中高年のおじ様との相席率も高いです。(実はわが家も、復路の電車の相席者がほろ酔いの初老のおじ様でしたので、イマイチリラックスできませんでした…)心からリラックスして列車の旅を楽しみたいのであれば、気心知れた親族・友人等と4人でボックス席を予約するのがベストかもしれません。

もちろん、夜汽車は映画やドラマ等でいくらでも見ることが出来ますが、実物への乗車は「車体の熱」「汽笛の音」「石炭の匂い」…等、五感をフルに使い夜汽車の雰囲気を満喫できるという醍醐味があります。お子様の乗車もとても良い思い出になる事と思います。自分の親や祖父母の世代が実際に利用した乗り物であることを子供と語りながら乗るのも楽しいですよ。

是非、皆様も機会があれば親子で夜汽車へ乗車して、ドラマや映画の世界を体感してください!!

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