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「ととのう」だけが目的じゃない?サウナ女子が語る“フリーダム”な入り方

ライフスタイル

2022.01.22

昨今のサウナブームでよく耳にする「ととのう」。それって一体どんなもの?

 

カフェでコーヒーを飲むようにサウナに通い続け、体験した施設は国内外280超え!サウナ本まで出版したサウナ女子さんに自身の経験や楽しみ方を伺ってみると…。

100mダッシュのあとにふかふかの綿に飛び込む開放感

「サウナには厳しいルールがあるというイメージが先行していますが、基本的な手順とマナー(注意点)があるくらいで『ととのう』必要もありません。

 

いちばん大切なのは、自分が気持ちよくなるということ。シンプルに、それでいいと思います」

 

とはいえ、初心者の場合は、基本的なサウナの手順も気になるもの。入り方は、

 

① サウナに入る前に身体・頭を洗う
② 6〜12分ほどサウナに入る
③ 水風呂に入る
④ サウナと水風呂に入るサイクルを3回ほど繰り返し、休憩する

 

の4ステップ。とってもシンプルで簡単です!

 

「話題になっている『ととのう』とは、4つ目のステップ、サウナと水風呂のルーティーンや、休憩によってディープリラックス状態になったことを一般的に言います。

 

ちなみに、私自身の経験でたとえるなら100メートルをダッシュで走りきったあと、ふかふかの綿に飛び込んで休んでいるような状態。

 

緊張と緩和の差が一気にやってきて、至福の時間を過ごせると伝えるとイメージがわきやすいでしょうか。私も人生で“初ととのい”したときはこの感覚がなんなのかわからず驚きました」

水風呂の入り方は、自分流を極めよ!

熱いサウナの正反対にいる水風呂には、熱で温まった体を一気に冷やし、熱を発散させない役割があったり、慣れると気持ち良さがあるものの、無理に入る必要はない、とサウナ女子さん。

 

「水風呂につかるのって、初心者の場合は特に『無理〜』って思うじゃないですか。ハードルが高いし、苦手な方もいるかもしれません。

 

その場合は、シャワーでお水をさっとかけたり、手足だけ水で濡らしたり、水タオルで顔をふくだけでもいいと思います。水風呂につかる時間も回数も、決まっていませんし人それぞれでいい。

 

私もその日の体調と相談しながら入っていますし、手足を冷やしたくないときは、お尻をつけた形のV字スタイルで、手足を水風呂から出して入ることもあります(笑)。

 

ちなみに、足からゆっくり水風呂に入る人がいますが、足はサウナでも温まりにくい部分なので、体温を奪われやすくなってしまいます。入るときは、覚悟を決めて、一気に肩までいくのがおすすめです」

 

そして気になるマナーは、基本的に自分がされて嫌なことをしない気配りができればOK!

 

「押さえておきたいのは、

 

・熱気を逃さないようにドアの開け閉めを注意する
・じかに座らずタオルを敷いて座る
・水風呂の前にはシャワーで汗を流す
・サウナに入る前は水分をタオルで拭きとる

 

くらいでしょうか。わからないことがあれば、注意書きなどの張り紙を確認しておくと安心です。

 

持ち物も、基本的には、銭湯や日帰り温泉に行くのと変わりません。タオルがレンタルできたりアメニティが揃っている場合は、手ぶらでも行けちゃいます。

 

サウナ内は高温で髪が痛みやすいので、サウナハットが流行していますが、タオルでも代用可能。

サウナを出た後には、お肌のお手入れと合わせて、ヘアケアにも気を配りたいですね」

もはやサウナは「ととのう」だけが目的じゃない

最近では、女性ひとりでサウナに行くという方も増えたようですが、サウナ女子さんはご友人と共にサウナへ出かけるのも楽しいと教えてくれました。

 

「ライトユーザーの方は、サウナ経験者の方とともに『水風呂怖くないよ〜』とアテンドしてもらいながら一緒にサウナを楽しむのもアリでしょう。

 

私が友人を誘ってサウナに行くときは、あえて最初の1〜2回は水風呂に入らせません。すると3回目くらいには、みずから水風呂に入ってしまう。体が勝手に求めるようになっているんでしょうね。

 

ハマり方は人それぞれなので、まずはトライしてみて、合う・合わないを確認してみるのがおすすめです。

 

あとは、サウナブームのなかで、漫画や書籍、ドラマなど予習できる材料がたくさんあるので、ある程度イメージしてから体験していただくと、より楽しめるのではないでしょうか。

 

最近では、ととのいが義務のようになってしまっていますが、私自身、体調等によってととのわない日もあります。これからサウナに入ってみたいという人には、期待しすぎず楽しんでもらいたいですね」

 

サウナを出たあとに食べる「サウナ飯」や、全国のサウナを旅しながらめぐる「サ旅」、屋外の湖や川のほとりで天然の水風呂とテントでのサウナを楽しむ「テントサウナ」など楽しみ方は無限大。

 

もはや「ととのう」ことだけが目的ではなくなってきています。

静かに自分と向き合う時間を過ごしたい、プライベートな空間で友人と会話したい、サウナを通じて人間関係を広げていきたい方にとって、とても自由な世界なのだとか。

 

「サウナ市場はまだまだ男性主流なのが正直なところではありますが、そんななか、アメニティの充実など、女性も使いやすいように配慮してくれる施設が増えているのは本当にありがたいと感じています。

 

また、国内のサウナ施設の多くが、男湯・女湯と性別で区切られていますが、今後は、性別関係なく楽しめるようなダイバーシティ的なサウナが増えていくことを期待しています。

 

私自身もサウナの楽しみ方を、これからどんどん提案していこうと思っています」

 

 

日本初のサウナは、昭和31年頃と言われているそうです。そこから長い年月をかけて働くサラリーマンたちをととのえてきましたが、それが今や若者や女性の心をつかみ、日本中の人々をととのえています。

 

リラックスできるサードプレイス。そんな場所として、私たちの暮らしになくてはならない存在になるかもしれません。

 

PROFILE サウナ女子(サ女子)

会社員として働きながら、5年間で国内外合わせて280施設以上を体験。SNS・ブログ「サウナ女子の世界」でサウナの情報や魅力を発信中。著書に『女性のためのサウナ・ハンドブック サウナ女子の世界』がある。

取材・文/つるたちかこ

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