2020.10.20
2020.10.22
耳にかけずにマスクを装着できるマスクバンド
新型コロナウイルスの影響によって、外出自粛が解けたあとは、国が提唱する「新しい生活様式」に則って生活することになりました。外出時には体調の良し悪しに関係なく、マスクをすることが求められています。
ただ、毎日マスクをしていると、耳に負担がかかることがありませんか?そんな中、マスクのゴム紐が耳を圧迫するのを防ぐ「マスクバンド」というアイテムが出始めています。
今回は欧州はアイルランド在住で、花をモチーフにした雑貨やアクセサリーを作っている、*Flower note*さんに耳にかけずにマスクをすることができる「マスクバンド」の作り方を伺いました。
「コロナ禍」が長年の悩みを解決するきっかけに
*Flower note*さんがYouTubeに公開しているマスクバンドの作り方
——マスクバンドを作ろうと思ったのはどんなきっかけですか?
*Flower note*さん:
私はもともと喉が弱かったので、乾燥する季節には風邪予防のために自宅で長時間マスクをしていました。でもいつも耳が痛くなってしまっていました。
アイルランドで新型コロナウイルスの感染が増え始めた頃に「今後マスクをする事が日常化したら、この耳の痛さが誰にとっても慢性化するだろう」と感じました。市販の使い捨てマスクはゴムの長さが調節できないので、痛みを我慢しながら使ってきました。耳への負担をなくし痛みを感じることなくマスクがつけられたらいいな、と思ったんです。自分も含めて、マスクを使う人の負担が少しでも減らせたらと思い、作ってみたのがはじまりです。
マスクバンドは、マスクのゴムを耳ではなく後頭部で固定するためのアイテムです。試作したところ、自宅にあるもので簡単に作れたので、もしかしたら皆さんの役に立つかもしれないと思いました。
——ご家族や周囲の方々も、*Flower note*さんが作ったマスクバンドを使っていらっしゃるそうですね?
*Flower note*さん:
はい、家族にも好評で愛用してくれています。アイルランドではロックダウンで約半年近く自宅で過ごす生活でしたが、2020年9月から学校が再開しました。学校に通う時はマスク着用の規則になったので、子どもたちも毎日、長い時間マスクをして過ごすことになります。できるだけ子ども達が快適に過ごせるようにしてあげたいと思っています。
——大人用と子ども用の、マスクバンドのサイズを教えていただけますか?
*Flower note*さん:
仕上がりサイズ(ぬいしろは含まないサイズ)は大人用で11×3.5㎝で作りました。
子ども用のサイズは長さが2〜3㎝短くても良いかと思います。ただお子様によって頭囲が違ってくるので、ハンドメイドマスクの場合は、ゴム紐の長さも合わせて調節してもらえれば、と思います。