時間や手間ヒマに至るまで、「家事をリスト化」してみた(美貴さん / 34/ 会社員)

4歳の息子と旦那の3人家族。ふたりとも正社員として働いています。 勤務時間もほぼ同じなので、家事だって同じくらいやってほしいのですが、旦那のやることといえばゴミ出しくらい。そんなの、ほぼ出勤のついでなのに、「俺は家事をやっている」って言うんです。 ある日仕事が忙しくて疲れていたので、スーパーの惣菜を買って帰って出すと、「今日は手抜きだね」って文句を言うんです。 普段ゴミ出ししかしてくれないのに、よくそんなことが言えるな…頭にきた私は、「自分がやっている家事を旦那にわからせよう」と行動を起こしました。

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口で言っても、きっと分かってもらえないと思ったので、会社の業務のように、炊事・掃除・育児・その他もろもろの「家事項目」をリスト化することに。 それぞれの工数や時間、イレギュラー時の対応まで、大きな表に書き出して“見える化”し、壁に貼り付けたのです。 すると、私がどれだけの家事を負担しているのか。自分がどれだけなにもやっていないのかに気づいたらしく、買った惣菜を出しても文句を言わなくなりました。 あ、あと。お皿洗いはたまにやるようになりましたかね。でも、まだまだ私の負担のほうが大きいので、次の手を考えています。

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男性は、いったん家事をやってもらう状態が続くと、どうしてもそれが「あたりまえ」になってしまうよう。そうなってしまうと、いくら言葉で家事の分担を要求したり、負担の大きさを非難しても、「家事は女の仕事だ」などと屁理屈をつけて認めようしない夫がほとんど。 夫に「自分の意識がおかしい」と気づかせるためには、具体的に頭でわからせる方法をとる必要があるようです。また、自分自身の稼ぎもしっかりある妻ですから、離婚して旦那のお世話係からの卒業も選択肢に入れている方もいるようです。

ライター:芳野美穂