■「先生の教え方が合わないんじゃない?」

学校で授業についていけなかったり、勉強が一人だけ遅れていると、子どもは自分の頭が悪いからとあきらめてしまいます。


子どもの理解の悪さを先生のせいにしていいの?と思うかもしれませんが、実際に塾や家庭教師に教えてもらうと、すぐに理解できる子どもも少なくありません。


学校では先生が数十人に対し教えているので、一般的に理解できやすい言葉で生徒に授業を行います。しかし、中にはその言葉が理解できない子どもも当然います。


子どもが授業中に質問をしたり、分からないところは他の生徒に聞いたりするような積極性があれば良いですが、消極的だと分からなくても声を上げられず、そのまま過ごしてしまうこともあるでしょう。


子どもにこの言葉をかけるときは、必ずパパやママが解き方を教えてあげて、子どもが自分で解けるようになるまで、腰を据えてしっかり付き合わなくてはなりません。


自分で解けるようになると自信につながり、自分もやればできると思い、自発的に勉強に取り組むようになるでしょう。

 

■「頑張ったのに悔しいね」

テストの後の結果が悪いとき、子どもは悔しい気持ちと自分自身へのあきらめを感じてしまいます。誰だってテストの結果が良いほうが嬉しく思いますし、努力が足りなかったと後悔することでしょう。


テストの結果が悪かったときに「スマホばかりいじっているからよ」「勉強しないのに当然でしょ!」と頭ごなしに叱られると、たとえ自業自得だったとしても、子どもはママが自分のことを分かってくれないと感じます。


何度もそうしたことが続くと、この人にいっても無駄と思い、自分から勉強についての話もしなくなります。また、怒られてばかりだと自己保身に走って言い訳ばかりしたり、反抗するようになってきます。


テスト結果が悪くて落ち込んでいるときは責めるのではなく、共感してあげることが大切です。悔しがっているようなら「頑張っていたのに結果が出せないと悔しいよね」などと共感し、「今度こそ結果が出せるように頑張ろう」と励ましてあげましょう。


子どもも次こそは頑張ろうと、自主的に努力をすることでしょう。次のテストで結果を出せたときは、手放しで喜んであげると、子どもはさらに頑張ろうと思うものです。

195-2

■まとめ

子どもが勉強に対してやる気を起こす言葉についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。子どものことを否定するのではなく、まず肯定してあげることから始めると、子どもも勉強に対してやる気を出すことでしょう。