自分の子どもには、できれば勉強を頑張ってほしいと思いますよね。無理強いをするのではなく自発的に勉強できるよう、なるべく口うるさくしないように気を付けているママも多いことでしょう。
とはいえ、子どもに勉強のことを何もいわないと、まったく勉強しなくなる子どもも少なくありません。そこで今回は、子どもが勉強に対して前向きになれる言葉のかけ方について、ご紹介します。
■「今日は学校でどんなことがあった?どんな宿題が出たの?」
子どもは学校から帰ってくると、まずは自分がやりたいことを先にしようと思います。中でも多いのがゲームで遊ぶことではないでしょうか。
宿題もせずにいつまでもゲームをしている姿を見ると、つい「早く宿題しなさい!」と怒鳴ってしまうこともあるでしょう。これでは子どもも萎縮してしまい、無理やり勉強をやらされている気分になってしまいます。
子どもが帰ってきたら、まずは学校でどんなことが起きたのかを聞いてあげましょう。勉強の話を率先してする子どもはあまりいませんので、徐々にママが話を誘導して「どんな授業をしたの?」と聞きましょう。
授業内容を話し始めたら、その流れで「宿題はどんなものが出たの?」と聞きましょう。宿題の内容を教えてくれたら「ママにも見せて」といい、解き方を教えてなどと話を持っていくと、自然と宿題に取り組みます。
できれば一緒に宿題をやりながら、子どもに解き方を聞くと良いでしょう。人に教えることで復習になり自分の知識になるので、本当は分かっていたとしても何もいわず、子どもに考えさせるようにすると良いでしょう。
毎日のことになると、そこまで子どもの宿題に構っていられないと思うかもしれませんが、子どもとの大事なコミュニケーションタイムと思って、お話しましょう。
何問か解いた後は「夕飯の支度をするね」といい、そこから家事にとりかかるようにしましょう。子どもには「全部できたら見せてね」と伝えておき、終わったことをしらせてくれたら、必ず褒めてあげるようにしましょう。
■「勉強してくれたらママ嬉しいな」
勉強しない子どもに対して「勉強しなさい!」では命令口調になり、子どももやる気をうせてしまいます。大人でも上から目線で命令されると、黙って命令に従う気持ちにはなれません。
子どもはママやパパが喜んでいる姿を見ると、自分のことのように嬉しくなってきます。それが自分のことだとすると、なおさらではないでしょうか。
勉強に対して前向きにさせるには、自主的にママを喜ばせたいと思わせることも必要です。子どもは飽き性なので、勉強していてもすぐにやる気を失くしてしまうため、自分がママを喜ばせようと自発的に行動させることが大切です。