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登録者80万人越えのYouTuberが語る!教育系動画のクオリティ

子育て

2020.04.29

2020.04.30

新型コロナウィルスの感染拡大予防措置として、全国的に小中学校の休校が続いています。学習の遅れをカバーするため、授業を配信提供する自治体も出てきました。私たちの働き方だけではなく、子供たちの学習スタイルも今、転換期を迎えているのかもしれません。

 

でも、未知の学習スタイルに戸惑う人も多いのではないでしょか。コロナ禍で、にわかに身近になった「オンライン学習」。その歴史と実態を知り、理解を深めていきましょう。

 

特集「教育の新潮流・オンライン学習が知りたい」の第3回目は、「無料オンライン学習の中身」について。登録者数80万人にも及ぶ教育系Youtuber・葉一さんに話を伺います。無料のオンライン学習にはどれほど効果があるのでしょうか。

 

 

PROFILE 葉一さん

1985年3月11日生まれ。東京学芸大学を卒業後、営業職、個別指導塾の塾講師を経て独立。2012年、YouTube「とある男が授業をしてみた」にて小学3年生〜高校3年生を対象とした動画の投稿を開始。チャンネル登録者数は80万人を超える。勉強だけではなく、子どもたちの悩みに対して等身大で向き合う動画も人気。2児の父。

 

「-5+3」ができない中学3年生が普通にいるという現実


──YouTubeで勉強をするということに抵抗のある親も多いように思います。果たして無料のコンテンツで学力は身につくのでしょうか。そのクオリティについて伺っていきたいと思います。まずは想定ユーザーについて教えてください。葉一さんはYouTubeで、小3~高3までの授業を無料で配信されていますが、どのような子供たちを想定して授業を組み立てていますか?

 

葉一さん:

配信している授業は、勉強に対して苦手意識を持っている子を想定しています。

 

個別指導塾で講師として3年間働いていました。個別指導塾には、集団授業の塾と比べて勉強が苦手な子がたくさん来ます。中3で入塾してきて、「-5+3」が計算できないというような子が普通にいるんです。

 

でも、その子たちも別に勉強が苦手になりたくてなったわけではない。いろいろな事情があってそうなってしまっただけです。オンライン授業を始めようと考えたとき、せっかく動画配信をやるのなら、勉強につまずいている子たちの支えになろう、そう思ってレベル設定をしました。

 

自分の映像授業の特徴は、「なぜそうなるか」の説明がほとんどありません。例えば、分数の割り算は、割る数の分数をひっくり返してから掛け算しますが、その理論は一切話しません。ただ、解くための手順、テクニックを教えます。

 

この部分については「ちゃんと説明するべき」と批判されることもあるのですが、勉強に苦手意識がある子にとって、「なぜそうなるか」なんて実はどうでもいい。それよりも自分が勉強したことが「使えるかどうか」が大事なんです。覚えたテクニックが使えて、テストで丸がもらえて、親に褒められて嬉しくなる、まずはその喜びを知ってもらうことが一番だと考えています。

 

「自分もできる!」と自信が持てて、その上でもし理論が知りたくなったら、勝手に自分で調べるものなんですよ、子供って。今の世の中、理屈や概念は本やスマホで調べればすぐに出てきます。だから動画の中では言いません。

 

調べたいなら調べればいいし、興味がないなら知らなくていい。ただ、子供たちにとって、テストの問題が解けないのはその先の進学などで困ることになります。勉強したことを子供達が使えるかどうか、その1点にこだわって授業を作っています。

 

──実際は、意外な人たちからの反響もあったそうですね

 

葉一さん:

はい。勉強が苦手な子供向けではあるのですが、偏差値70を超えるような子もいれば、不登校の子もいて、使い方もさまざまです。

 

中高生が圧倒的に多いのですが、「学び直し」ブームもあってか、大人の利用者も多い。割と目立つのが、「子育てが落ち着いたから看護学校に入って看護師の資格を取りたい」というパターンです。それには数学が必要で、「でも学校を卒業してずいぶん経つし、参考書を読んでもわからない」というような方が見てくださっています。うちのチャンネルを見ながら勉強して、資格試験に合格する。そういう方は毎年必ずいらっしゃいます。

 

>>NEXT 動画には個別指導塾で全国No.1の人気を誇ったテクニックを凝縮

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