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うつ病でも、諦めない! 妊娠・育児【最終回】

子育て

2017.01.10

【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

 

ライター名:草間小鳥子

 

※うつ病でも、諦めない!妊娠・育児【その6】はコチラをごらんください。

 

私は現在、うつ病を治療しながら、1歳の息子を育てています。

<これまでのこと>

10代で摂食障害に伴い無月経になってしまう。就職後、過労でうつ病を発症し退職。結婚後、抗うつ薬の減薬・断薬を経て自然妊娠 妊娠中期にうつ病が悪化し、服薬しながら出産。

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産後、夫のメンタルがあぶない!?

 

「パタニティブルー」なる言葉があるそうですね。産後まもなくして母親の情緒が不安定になったり、睡眠障害などに悩む「マタニティブルー」ですが、最近は父親もなるのだとか。環境の変化や仕事と育児のバランスをはかれず、産後うつのような状態に陥ってしまう父親が10%程度いるのだそうです。けっこうな割合ですね。

私の夫も、産後まいってしまったようで……。

 

私自身は、妊娠前からうつ病の治療を続けており、妊娠初期に状態が悪くなったり妊娠後期には調子が良くなったりと妊娠によるホルモンの変化に大きく左右されました。産後はやはりホルモンバランスが乱れ、気分の落ち込みや不眠がひどくなりました。

さらに妊娠中の低体重で体力がなくなってしまった私は、夜間授乳や慣れない寝かしつけで疲れ果てていました。

 

社会人一年目、父親一年目で大変なのはわかるけど、私だって体調がすぐれないなか、夫も頼りにならないなんて……。息子が生後9ヶ月になるあたりまで、お互いつらい思いで過ごしました。

 

 

授乳中の安定剤の服用は?

 

産後1ヶ月で、心療内科への通院を再開しました。医師からは継続して安定剤を服用するため断乳することをすすめられましたが、私は完全母乳にこだわっていました。

いま思えば、なにをそんなにこだわっていたのか。子供はミルクで元気に育つのだから、きっぱり切り替えて完全ミルクにして薬を飲めば、もっと安定した気持ちで育児にのぞめたのに。

私は、母乳育児を続けながら、気分がひどく落ち込んでしまった時にだけ頓服として安定剤を飲むことにしたのです。

 

種類にもよりますが、私が使っていた安定剤は、母乳に移行するため一錠飲んだら最低2日間はおっぱいをあげてはいけませんでした。そのあいだは、母乳の出が悪くならないよう、息子にミルクをあげる時に同じ量を搾乳しながら過ごしました。

 

母乳へ移行しない睡眠導入剤などもあるので、産後あまりにつらい時は無理せず心療内科を受診し、医師に相談するのがいいですよ。薬に抵抗がある気持ちは私もとてもよくわかります。でも、自分に合う薬を上手に使えば本当に楽になり、状態が悪化することも防げます。

なにより、かけがえのない子供の成長を晴れやかな気持ちで見守ることができるのですから。

それでもどうしても母乳にこだわるのであれば、薬を飲むあいだはしばし断乳。

その場合は、電動搾乳機を使うことをおすすめします。手がものすごく疲れますから……。

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↑先の見えない治療。さまざまな薬を試しました……。

 

おわりに

 

息子は1歳を過ぎ、育児にも慣れてきましたが、いまでも油断するとすぐにうつ状態に陥ってしまいます。息子が夜もぐっすり眠れるようになってからも、頑固な不眠に悩んでおり、調子の悪い日がたくさんあります。おまけに、まだ同居している両親の世話になっています。

 

うつ病を理由に妊娠・育児を諦める必要はありません。

しかし、本人も、まわりの人も、苦労します。相当な覚悟を持たなければいけません。私は運良く息子とともに生活することがかないましたが、入院と一時帰宅を繰り返す人、育児ができなくなり我が子を乳児院に預けざるを得なくなった人もいます。

健康な状態で妊娠するに越したことはないのです。

 

まだまだ健康な母親にはほど遠いですが、こんな私のことでも「ママ」と呼び、たくさん笑ってくれる息子の成長をそばで見守れることが、大きな支えです。

 

うつ病を発症してから4年。

体を壊すのは一瞬ですが、治すのにはとても長い時間がかかります。それでも、適切な治療を受ければ、必ずまた良くなる。それを信じてなんとか前向きに過ごしています。

うつ病は誰にでもおこりうる病ですが、どうかあせらず。うしろめたさを感じることなく、できるだけ家族やまわりの人に頼りながら一緒にゆっくり治していきましょう。

 

必ず、元気に生活をたのしめる日がやってきますから。

 

(終わり)

これまで読んでくださり、ありがとうございました!

 

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