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【1歳・2歳】噛む子・ひっかく子3つのパターンと対処法

子育て

2020.12.22

2021.02.12

赤ちゃんや幼児が集まる地域の子育て支援センターや保育園などの集団生活の中で、わが子が他の子に「噛まれた」「ひっかかれた」という経験はないでしょうか。

 

反対に、わが子が他の子を噛む・ひっかくなどしてケガをさせてしまい真っ青に…という経験をした人もいるかもしれません。

 

これらの悩みは特に、まだ言葉でコミュニケーションが十分とれない1歳から2歳の子にもっとも多いといわれています。

 

小さくても思い切り噛んだりひっかいたりすれば大きなケガになりかねないため、親としてはとても心配ですよね。

 

今回は、噛む子・ひっかく子に対し、親が側についているとき、保育園での場合、そしてわが子が噛む・ひっかく側になってしまったら…の3パターンに分けて対処方を考えます。

支援センターで、噛む子やひっかく子に遭遇したら

地域の子育て支援センターや児童館、公園などで子どもたちを遊ばせているとき、おもちゃの取り合いなどがきっかけで、わが子が他の子にいきなり噛まれた、ひっかかれた…という人もいることと思います。

 

3歳頃までの子が噛んだりひっかいたりするのは、基本的には、傷つけること自体が目的ではなく「言葉でうまく伝えられない」「感情の制御が未発達」が原因で、一過性のものだといわれています。

 

現在、第1子が3歳で生後7ヶ月の第2子育休中というHさん(36歳)は、支援センターでよく顔を合わせる親子数組がいて、お子さん同士も仲良く遊んでいるそう。

 

「でも、そのうちの1人の子が、誰かのおもちゃを欲しくなると噛んだり手をひっかいたりして取り上げることが増えてきました」

 

Hさんは、下のお子さんが最近ハイハイを始め、ちょっと目を離すと段差の上へのぼって落ちそうになったり小さな部品を口に入れようとしたりするため、上の子をずっと見ていられない状況でした。

 

「それでも、うちの子もお友だちと遊ぶのは楽しみにしているので、ちょっとくらいケンカしてたたかれても私も気にしないのですが…消えない傷跡が残ったりするのは避けたいんです」

 

しかし、相手のママも、肝心の瞬間はおしゃべりしててお子さんを見ていないことが多く、やられた子が泣き出してから気付き「ごめんね」という程度で済ませていたそうです。

 

そこである日、パパに下のお子さんと留守番してもらい、上のお子さんと2人で支援センターに行き様子を見守ることにしたHさん。

 

「いつも噛まれるのが私がちゃんと見ていない時だったので、息子をなぐさめることしかできなかったのですが、その日は目の前で、その子がすべり台の順番を待ちきれずに後ろから息子の肩に噛みつく瞬間を見ました」

 

Hさんは、今しかないと思い、その子に「噛まないで!お話で言ってね」と強めに言ったそう。

 

「その子のママもさすがにやってきて、自分の子を叱り、うちの子にもごめんなさいと一緒に謝ってくれました。気を悪くされるかなとドキドキしましたが、子どもたちがすぐいつものように遊び出したので、何ごともなく。でも、その子は他のママに叱られたのは記憶に残ったみたいで、明らかに噛む回数は減りましたね」

 

親が側にいる支援センターや公園などでは、最初に噛んだりひっかいたりが起きたあとは特に子どもたちから目を離さず、その都度、それはいけないということを伝えるようにしましょう。

保育園でわが子が噛まれた、ひっかかれた

毎日集団で過ごす保育園でも、お迎えに行った時や帰宅してお風呂に入る時、子どもの腕などに歯形がついていてびっくり…ということが起こります。

 

もちろん噛む子にはやめさせなければいけませんが、そこに至る過程として、ある子がおもちゃをひとりじめしたくて抱え込んだため、頼んでも貸してもらえない子が思いあまって腕を噛んだ…など、コミュニケーションや感情の制御がお互い未熟なために起こるケースもあります。

 

また、もめごとがなくても、テンションが上がると近くの子に噛みついてしまう、相手の反応が見たくて爪をたててしまう…という行動も、1歳台の子にはしばしば見られます。

 

園での「噛んだ」「ひっかいた」のトラブルは、その園によって方針が異なり、園ですべて責任を持つので親には伝えないという園と、その場でも子どもを叱ったり事情を聞いたりした上で、当事者双方の親に伝える園があります。

 

いずれの方針でも、噛まれたりひっかかれたりが続くときは、可能な限り様子を見ておいてもらうのが第一です。

 

それでも万が一ケガをしてしまったら、とにかくしっかりその場の事情を説明してもらえるようにお願いしましょう。

 

お子さんにはまず

「痛かったね、イヤだったよね」

といたわり、言葉が話せる年齢なら、

「ガブってされそうになったら、やめてって大きい声でいおうね」

「先生に助けてっていおうね」

と教えてあげるといいでしょう。

他の子を噛んでしまった!どうしよう

保育園にお迎えに行ったとき、保育士さんから「今日、○ちゃんがお友だちを噛んでしまいまして…」と聞くと焦りますよね。

 

家ではママ・パパと子どもだけだったり、きょうだいで年の差があったりすると、噛んだりひっかいたりする場面があまりなく、園だけで他の子を噛むという子もいます。

 

Wさん(32歳・2歳児のママ)は、

 

「ある日、今日クラスの子をひっかいてしまって傷が…と聞き、家ではひっかくことなんてなかったので、本当にびっくりしました」

 

と体験談を話します。

 

「でも、そういえば数日前にうちの子にもひっかき傷があったのを思い出したんです。どうしたの?と聞いても要領を得なかったので、あまり追求しなかったのですが。その件を保育士さんに話したところ、どうやら他にも取り合いになった時にひっかく子がいて、それを今日マネしたのかも…と言われました」

 

Wさんはお子さんにひっかいてはいけないことをしっかりと言い聞かせたものの、その後も2回、おもちゃの順番などでケンカした時に他の子をひっかいてしまったそう。

 

さいわいどちらも傷は深くなかったものの、万が一目を傷つけてしまったら…傷が残ったら…と、お詫びしながら身の縮む思いだったと言います。

 

「しばらくして、ひっかくのはおさまりました。保育園では、ひっかきそうになったら、手を止めるとともに、その時その時の子どもの思いを、これ返してほしかったの?一緒に遊びたいの?と代弁してくれたそうです」

 

もし、お子さんが、保育園以外の場所で他の子を噛んだりひっかいたりしそうになったら、

 

  • まず手や体を止める
  • 「貸してほしかったの?」など、思いを言葉にしてあげる
  • 「ガブってしないでおててつないでみよう」など、代わりの行動を教える

 

を毎回繰り返していきましょう。

 

止めるのが間に合わず、突然他の子を噛んだりひっかいたりしてしまったら、すぐにやめさせた上で、

 

  • 相手の子の容態を確認する
  • わが子の目を見て真剣に叱り、いけないことを伝える
  • 相手の子に、わが子とともに謝る
  • 相手の親に謝る

 

をきちんと行い、次に同じことが起きそうになったら必ず止めましょう。

 

「噛んだりひっかいたりしたらその日はすぐに帰宅する」

 

という方法をとっている人も少なくありません。

 

Kさん(35歳・3歳児のママ)は、

 

「ママ友同士で、子どもたちが2歳のころ、家で遊ぶときに相手を噛むことが続いた時期があったんです。それで、お互い相談して、まず遊ぶ前に噛んだらすぐ帰ると子どもと約束するように。そして、もし噛んだりひっかいたりしたら、どんな事情があっても帰ることにしました。ここで妥協すると逆効果だと思ったので、楽しみにしてた新しいおもちゃがあろうと、おしゃべりしたい話が積もっていようと徹底して。そのおかげか、2ヶ月もしないうちに噛むのはなくなりましたよ」

 

という成功経験を教えてくれました。

 

噛む・ひっかくという行動が、その子の中で「それをしたらもう遊べない」という事実に結びつけば、比較的早期にやめられるかもしれませんね。

 

ただ、どんなに真剣に叱っても、少しの間「噛む」「ひっかく」がおさまらないこともあります。

 

もしもわが子にひっかく癖がついてしまった時は、いつも以上にこまめに爪も切っておきましょう。

おわりに

保育園に通う年代の子どもたちのコミュニケーションは発展途上。モノの取り合いやケンカでたたいたり、たたかれたり…は、お互いさまの面もあるかもしれません。

 

しかし、深い傷跡や目の負傷などにもつながりかねない「噛む」「ひっかく」が頻繁に起こる場合、周りの大人は最大限の注意を払って防ぐ必要があります。

 

子どもたちの心や体にいつまでも傷が残らないような形で、うまくぶつかり合って成長していってほしいですね。

 

文/高谷みえこ

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