■「なぜなぜ期」の質問には原因ではなく目的を伝えてあげよう

「なぜなぜ期」に子供が質問してくるのは、「明確な答え」を知りたがっているのではなく、その「目的」を知りたがっているからです。 どうしてこうなるのか子供が疑問を抱いたときに、その原因を解き明かすのではなく、「なぜそうなるのか」目的をしりたがっています。 大人は子供の「なぜなぜ」に対し、つい仕組みやその原因を答えてしまいがちですが、そうではなく、目的を伝えてあげることで子供は納得します。 成長するとともに、自分でなぜそのようになるのかを疑問に思い、自分で原因を調べるようになりますので、最初から難しい答えを用意する必要はありません。

■「なぜなぜ期」の対応方法

「なぜなぜ期」に子供から質問されたとき、どのような対応をするのが好ましいのでしょう。 ・分かりやすい言葉で簡潔に答える 好奇心旺盛な子供は親からの回答を聞いていても、じっと黙って聞いていることはできません。あまりにも長い回答だと子供が飽きてしまい、本人も理解できないまま終わってしまうこともあります。 子供のなぜなぜに答えるときは、なるべく分かりやすい言葉で、短く説明を済ませるようにしましょう。 大人に返すような正確な答えではなく、子供が簡単にイメージできるような簡潔な答えで構いません。 ・映像や書籍を利用する 答えづらい質問に対してはパソコンやスマホを利用して、映像を見せてみるのもおすすめです。 昆虫や植物など専門的な質問をされると、大人でも答えづらいことがありますので、そんなときは映像を介して、答えてあげるのも良いでしょう。言葉で伝えづらいときは、映像を利用して視覚で感じさせてみましょう。 ・同じ質問を返してみる 子供は何度も同じ質問をし返してくるので、その場合は前に聞いた答えを忘れてしまっているか、もしくはその答えを理解できていないことが考えられます。 そんな場合は、子供に質問をし返してみるのも良いでしょう。自分で考えて答えを出した場合、質問したことの印象が残るため、強く記憶に残ります。 子供が分からない場合は、一緒に考えて答えを導き出すなど工夫すると、子供にもその質問の印象が残ります。