子供が成長してくると、まず最初に迎えるのがイヤイヤ期です。食べるのも着替えるのも何をするにもイヤイヤを発し、ママやパパの頭を悩ませてしまいます。 しばらく経つとイヤイヤ期も落ち着き、やっと普通の生活ができると思えば、今度は「なぜなぜ期」に突入します。 イヤイヤがなぜなぜに変わり、正直うんざりしてしまいますが、ここで子供に冷たく接してはいけません。そこで今回は、子供の「なぜなぜ期」について、いろいろな情報をご紹介します。

■「なぜなぜ期」とは

子供が2歳前後になると、何をしても「なんで?どうして?」を繰り返すようになります。これを「なぜなぜ期」と呼びますが、心理学的にはこれを「質問期」といいます。 「なぜなぜ期」は同じ質問を何度も繰り返すので、大人からすると対応に困ってしまうこともありますが、子供の成長過程で大事な時期でもあります。 人間は3歳から4歳頃に80パーセント、5歳から6歳頃に90パーセントほど脳が成長するといわれていますので、知識をたくさん吸い込める「なぜなぜ期」は子供の学習意欲を伸ばすことのできる、とても大切な時期といえます。 「なぜなぜ期」は子供によって期間が異なりますが、一般的には2歳から6歳前後まで続くとされています。

■「なぜなぜ期」は子供の好奇心を育てるチャンス

「なぜなぜ期」が起きると、何度も同じ質問をされてうんざりしてしまうこともあるでしょう。 子供の「なぜなぜ期」は好奇心旺盛なため、なんにでも疑問を抱き、そして答えを聞いてもすぐに忘れてしまいます。 しかし、何度も同じ質問をするということは、それだけ好奇心旺盛だということにもなりますので、適当にあしらわず、同じ答えだとしても、何度も回答してあげるようにしましょう。 また、子供の「なぜなぜ期」に親が真摯に向き合うことで、親子の信頼関係も同時に築けます。自分の質問に対して、毎回誠実に向き合ってくれていることを感じると、親への信頼感か深まったり、自己肯定をされている安心感を与えることもできます。