「子どもの拒食症」のサインとは

 

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「これって拒食症?」「単なるダイエットかもしれない?」成長期にある子どもが拒食症になっているか、判断するのは難しいもの。そんなとき、まずは子どもの体重を見てみましょう。 標準体重の80%以下である場合は「痩せすぎ」と判断されます。この状態が何か月も続いている場合は、健康的なやせ方とは判断されず、注意が必要です。 また、月経があるかを確認してください。月経が止まっている場合は、拒食症の可能性が高いといえるでしょう。

 

また、次のような行動をしている場合にも、注意が必要です。

●1日に何回も体重測定をしている
●食だけでなく体重を落とすことにも執着している
●異常なカロリー制限

 

さらに過食症の場合、長期にわたり人差し指や中指を使って嘔吐していると、これらの指の背部のつけ根部にいわゆる「吐きダコ」ができる場合があります。また、下剤の使用にも要注意です。 子どもの行動について気になる点があれば、まずは学校の養護教諭などに相談するのが良いと思います。

 

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