上司が部下に求めることとは?


上司とのコミュニケーションに悩む部下がいる一方で、管理職の立場にいる人も部下との関わり方を課題としている様子。

 

以前「一般社団法人日本能率協会」が実施した「組織活力とマネジメント意識調査」では、「よりよいマネジメントをするために、あなた自身が身に付けたい能力・資質は何ですか」という設問が。 一番多かった回答は「コミュニケーション能力(31.0%)」で、2位は「統率力(26.5%)」と「コーチングスキル(26.5%)」が並んでいました。

 

また「あなたが日頃、部や課をマネジメントするうえで、心がけていることは何ですか」という質問には、「部下育成をすること」と回答する人が2番目に多く28.5%。ネット上でも「多少のミスには目をつぶるから、しっかり上司や先輩を頼って成長してほしい」「部下の失敗で自分が頭を下げるのは“仕事”だから。『気にするな』とは言わないけど、後ろめたく思い過ぎないでミスを成長に繋げてくれ」といった本音が見受けられます。

 

「上司が怒られてしまった」という状況は部下にとって後ろめたいものですが、そのことに捉われてしまうのは上司としても不本意な模様。失敗の原因を冷静に探り、謝ってくれた上司のためにも次に繋げられると良いですね。

 

文/古山翔