■離婚をする前に確認しておきたいこと

性格の不一致もDVもつらいことですが、離婚に向けて動き出すのは事態が深刻になってからという人が多いのではないでしょうか。配偶者に問題があっても離婚の先延ばしをするには理由があります。 離婚の計画を立てる前に、妻が離婚をためらってしまう理由についてを確認しておきましょう。 最初に離婚をすると世間体が悪いということです。特に女性が離婚をすると旧姓に戻すかどうかの選択を迫られます。相性の悪い夫の名字を背負うのもつらいでしょうが、旧姓に戻すとどうしても離婚をした人という目で見られてしまいます。 子供がいる場合は子供が学校でうわさになってしまうなど、子育てに関するリスクも生じます。 子供には両親が必要だと思っている人も離婚をためらいがちです。離婚をしようと思って家族や友人に相談したら、父親がいない子供がかわいそうなどと言われてしまうことがあります。 自分勝手な離婚で子供から父親を取り上げるつもりなのか?と誰かに言われたら、傷ついてしまう人もいますよね。なのでついつらい生活でも我慢してしまう人もいるでしょう。 ですが夫婦で一緒にいてもケンカや暴力が横行している家庭は幸せとはいえないかもしれません。 たとえ世間体が悪くなったとしても母親と子供が幸せに生きていける道を選ぶのは間違いではありません。 離婚をして子供を引き取ると妻はシングルマザーになります。シングルマザーの生活はそれまでの2馬力から1馬力になりますから、一般的には経済的に苦しくなるでしょう。 もちろんシングルファーザーも経済的な苦しみを体験するかもしれませんが、多くの会社で男性の方が女性よりも多くの給与を取得できるようになっている現在、女性が子育てをしながら男性並みに収入を得るのはなかなか大変です。 シングルマザーが赤ちゃんと共に餓死したという痛ましいニュースもありました。離婚しても絶対に経済的に困窮しないという保証はないかもしれませんので、もし生活を維持できなくなったら頼るべき行政機関による支援などもチェックしてから離婚の計画を進めてみてもいいですね。