最近では未婚率の増加が話題になっていますが、同時に、離婚率も増えています。少し前にも熟年離婚という形で定年後に離婚をする夫婦のことが取り上げられていましたが、今は幅広い年代で増えているようです。 そこで、もし離婚をしようと思ったらどのようなことが必要になるのかについて見てみましょう。
■離婚についての基礎知識
最初に離婚についての基礎知識を知っておきましょう。そもそも離婚は妻側と夫側のどちらが希望することが多いのでしょうか? ある調査によると夫よりも妻の方が離婚を希望する件数が圧倒的に多いそうです。その数は実に2倍以上の差があるとする報告もあります。 裏を返すと妻がもし離婚を望んでいても、夫が同意しないケースが多いということになります。離婚は双方の合意があって成り立つものですので、妻が離婚を望むなら夫を納得させるなどの工夫が必要になります。 では、妻が困難な道を選んでまで離婚を決意する理由はどのようなものなのでしょうか? 最初にあげられるのは性格の不一致です。性格の不一致には金銭感覚の不一致、親との同居についての意見の食い違い、育児方針の違いなどが挙げられるでしょう。 お互いに妥協できないほど異なる性格の二人が一生添い遂げるのは困難です。ですから性格の不一致は離婚の理由としてよく挙げられます。 次に多いのは DVです。 DV には夫が妻を殴る蹴るなどの身体的な暴力のほかにも生活に必要な金銭を渡さない、友達や親と会わせるのを禁じるなどのDVも含まれます。 また配偶者の不貞行為も離婚の理由に該当します。夫が不倫をして離婚をする妻も多いのです。 ただし離婚をする理由として成立する要素を持ちながら離婚をしない人もいます。女性が離婚を決意する瞬間はさまざまですが、 夫の収入がなくなってしまった場合や夫の言動によって子供に異変が見られたケース、夫に暴言を吐かれて耐えきれなくなってしまったなどの出来事がきっかけになって離婚を決意するということがあるようです。