<3.修繕費でかしこくリフォームも>

もちろん、やりくり上手なみなさんは、持ち家の修繕費を貯蓄している(あるいは今からする予定)でしょう。


先ほども言ったように、外壁や屋根、水回りの修繕は10~15年に一度のタイミングでやってきます。


ですから積み立てた修繕費はある程度まとまった金額になっているはずです。 もちろんそのまま現状維持の修繕費用として使っても良いですが、せっかくの機会、ついでにリフォームをしてしまうという手もあります。


実際に生活してみて始めて気付いた間取りの不便な点や、子どもたちが巣立ち、夫婦二人だけになるなど、ライフスタイルの変化によって見直したい箇所などが、長年暮らしていく中であちこちに出てきているはずです。


修繕費を積み立てていれば、+αの費用だけでリフォームができます。 例えば老後に備えて手すりをつけたり、段差をなくしたりするバリアフリー住宅にすると、今ならバリアフリー減税といって、工事代金の10%が控除されます(控除期間や控除額に制限があります)。


また、太陽光発電などの工事を行うと、省エネ減税の対象となります(こちらにも控除期間や控除額に制限があります)。


このような減税制度を上手に使えば、さらにお得にリフォームができます。


せっかく気に入って購入したわが家です。 今後もこの家で末永く暮らしていくために、より便利に、より安全に生活していくために、やはり修繕費用の積み立てはしておくべきです。


最後になりますが、リフォームのおおよその費用(2019年現在)をご紹介しておきます。


ぜひ参考にしてくださいね。

<屋内>


・キッチン:100~150


・浴室:100~120


・トイレ:30~40


・洗面:20~30


・リビング:100~150


・寝室:60~80 <屋外>


・外壁:90~120


・屋根:50~100


・外構:60~90


・ガレージ:50~100 建物自体の総改築:750~1000(単位:万円)