近年、若い世代の間で人気を集めているのがボルダリングです。壁面や天井に取り付けられた複雑な出っ張りを手掛かり、足掛かりにして、ゴールを目指していくことになります。 ボルダリングを気軽に楽しむことができるジムの数も増えている今、親子一緒にスタートするメリットも、非常に多くなっています。親子ボルダリングの魅力やメリット、注意点について紹介します。
■幼児期からスタートするボルダリングのメリットとは?
ボルダリングは、幼児期からスタートする習い事としても、人気が高まってきています。「ただ単に、取っ手をつかんで登るだけ」というイメージを抱く方もいるかもしれませんが、実際には、「スタート」や「ゴール」「使えるホールド」など、さまざまなルールが設定されています。このルールに沿って、自分の体一つで上を目指していくことになります。 ボルダリングが習い事として人気を集めているのは、さまざまなメリットを期待できるからです。以下のポイントを参考にしてみてください。 ★楽しみながら全身運動ができる ボルダリングのメリットとして、もっとも分かりやすいのが、こちらです。「壁面を上る」ためには、さまざまな筋肉や柔軟性が必要となります。必死で上っている間に、自然と体を鍛えられる点が、非常に大きなメリットとなります。 またボルダリングでは、バランス感覚や体幹を鍛える効果も期待できます。これから先、別のスポーツをスタートさせたい!と思う場合の「体作り」にも、便利に活用できます。 ★集中力・思考力を育てられる ボルダリングでは、力任せでゴールを目指すことはできません。「ゴールがあそこにあるから、そのためには手をあそこに置いて、そのためには……」なんて、成功までの手順を、頭の中で考えることになります。 もちろんその手順が、すぐにうまくいくとは限らないもの。何度も失敗し、試行錯誤することで、集中力と思考力を高めていけます。 ★協調性が育まれる ボルダリングでは、安全のために「一つのエリアで登れるのは、一人だけ」というルールがあります。順番を譲り合ったり、応援し合ったり、ときには攻略法を話し合ったりと、ごく自然にコミュニケーションを楽しめるスポーツでもあるのです。 「個人競技」というイメージも強いですが、周囲に人と積極的に関わり、協調する力を育むこともできるでしょう。