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仕事をしていく上で、「壁にぶち当たる」という経験は、決して珍しいものではありません。仕事を継続していくため、そして一皮むけた自分へと変身するためには、なんとかしてその壁を、乗り越える必要があるでしょう。 世の中には、どんなに高い壁にぶち当たっても決してくじけず、必ず成功に導く方がいます。壁に負けそうになってしまったときには、こうした「成功者の姿勢」から、壁を乗り越えるためのコツを学びましょう。目標達成のための過程や、メンタルの保ち方について解説します。

■成功者=必ず成功させる人

ビジネスパーソンとして仕事をしていると、社会的にも認められた「成功者」に出会うことが少なくありません。さまざまな成功をその手中に収めている姿を見ると、「自分もいつかこんな風になりたい!」なんて意識を刺激されるのかもしれませんね。 「成功者」という言葉を耳にしたときに、「これまでにさまざまな仕事をこなす中で、自分の能力を発揮できる仕事を見つけ、運よく成功することができた人」をイメージする方も多いのではないでしょうか。 確かに、世の成功者の中には、そうした「ラッキータイプ」に当てはまる方もいるでしょう。しかし実際には、それ以上に多いと考えられるのが「どんなことに取り組んだとしても、必ず成功させていただろう人」なのです。 このようなタイプに当てはまる人にとって、「成功」とは必然のもの。なぜなら「失敗して諦める」という概念がないからです。 途中で壁にぶち当たることがあっても、そこで諦めなければ試合は続いていきます。たとえ周囲から「失敗」とみなされるような事象が起きたとしても、その人本人にとっては、「成功のためのワンステップ」程度の認識であるケースも多いものです。 そもそも「失敗」に対する概念が違い、「成功するまで挑戦する」からこそ、いずれ必ず壁を突破し、成功者と成り得るのです。

■成功のための過程……まずは「失敗」を予定に組む込むこと

自分自身が仕事をしていく上で、何らかの壁にぶち当たることは「よくあること」です。失敗をしてしまったり、思うように自分の能力を認めてもらえなかったりと、「壁」の種類もさまざまであると言えるでしょう。 目標を達成し、自分自身の「成功」をつかむためには、まずそうした「壁にぶち当たる経験」を「予定」として組み込んでおく必要があります。どんな計画にも、「壁」や「失敗」は付き物です。「当たり前のこと」として捉え、「じゃあどうするべきなのか」を考える前向きさを身につけることが、成功をつかむための第一の過程であると言えるでしょう。 「壁」や「失敗」は、現在の自分自身が抱える「問題点」を洗い出すためのステップでもあります。落ち込んでしまう気持ちもわかりますが、できるだけポジティブに捉えることが、目標達成の秘訣となります。