日常では体験できない未知の世界!


海外編の第1位は、ナポリやミラノで過ごした内田洋子さんの若き頃の日々を綴った『イタリア発イタリア着』が獲得。「人物」×「町」をモチーフに現地の生き生きとした情景が思い浮かびます。注目は、“極地旅行家”の角幡唯介さんが「太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない長い漆黒の夜」=「極夜」での体験を記した『極夜行前』と『極夜行』。誰も体験したことのない、「太陽を見ない生活」に至るまでのプロセスと実体験には圧倒されます。他には映画化もされた『面白南極料理人』や名作『印度放浪』など、未知の世界の体験を記した作品に人気が集まりました。あこがれの世界一周旅行も、世界一周航空券を使用してお得な料金でビジネスクラスに乗る『世界一周ビジネスクラスBOOK』が参考になりますよ。

 

<旅行記本ランキング(国外編)>


1位:『イタリア発イタリア着』

20190423ryoko05

著者:内田洋子


出版社:朝日新聞出版


主な旅行先:イタリア

 

2位:『極夜行前』

20190423ryoko06

著者:角幡唯介


出版社:文藝春秋


主な旅行先:北極圏

 

3位:『アメリカ居すわり一人旅』

20190423ryoko07

著者:群ようこ


出版社:KADOKAWA


主な旅行先:アメリカ

 

4位:『印度放浪』/藤原新也/朝日新聞出版


5位:『ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅 三蔵法師の旅路をなぞってみた』/下川裕治/KADOKAWA


6位:『極夜行』/角幡唯介/文藝春秋


7位:『きまぐれ体験紀行』/星新一/KADOKAWA


8位:『面白南極料理人』/西村淳/新潮社


9位:『地中海幻想の旅から』/辻邦生/中央公論新社


10位:『世界一周ビジネスクラスBOOK』/世界一周NAVI編集部/イカロス出版

 

メジャーなスポットを見学する「観光旅行」も良いですが、現地の人や厳しい環境・風習に触れる「体験」重視の旅行もいいかもしれません。持ち運び便利な電子書籍を手に、未知の世界を飛び回ってみませんか?

 

■調査概要


調査方法:ハイブリッド型総合書店honto(丸善、ジュンク堂書店、文教堂、啓林堂書店とhontoサイトの本の通販ストア、電子書籍ストア)で購入した販売ジャンル「国内紀行・旅行記」「海外紀行・旅行記」のランキングを抽出


調査期間:2019年1月1日~2019年3月31日


※ハイブリッド型総合書店honto調べ

 

文/原田美咲