新社会人の初任給は「自分に使うべし」という人が多数
初任給をもらったことがある人に、「新社会人にアドバイスするならば、『初任給』は誰のために使うべきだと思いますか?」と尋ねると、「自分」が47.7%で第1位。2位「母親」(36.4%)、3位「父親」(13.0%)という結果で、「実際に初任給を使った相手」を調べた時の結果と同じく「母親」が「父親」を大きく上回っています。
続いて新社会人にアドバイスする内容として、「何に使うべきだと思いますか?」と質問。1位は「自分への投資」(27.1%)で、2位は「貯蓄」(25.9%)、3位は「食事」(10.0%)でした。アンケートに寄せられた新社会人へのアドバイスをご紹介しましょう。
「将来に備えて早いうちから貯蓄をすすめます。急にまとまったお金が必要な時がきっと来ます」(50代女性)
「初任給は生涯1度。自分の思い出になる物や旅行などに使ってはいかがでしょうか?」(50代女性)
「支えてくれた感謝を込め、是非初任給は皆で喜びを分かち合ってほしいと思います」(60代女性)
「給料の1割は貯蓄しなさい。残りで生活しましょう」(60代男性)
「貯蓄といっても『金を貯めろ』ではない。『積立で株式を買って貯蓄しろ』です。経済も勉強できるし世界情勢にも興味が持てる。これは大きな財産となります」(50代男性)
「労働の対価が支払われることのありがたみを噛みしめ、将来の自分のために使って欲しい」(40代女性)
「最初の給料に対し、『これしかもらえないのか』と思うかもしれません。その時、ご両親がこれまであなたに投資したお金を振り返ってみてください。親孝行ができるのも、ご両親が健康なときだけです。無くしてからありがたみを知る前に、感謝の気持ちを伝えることを勧めます」(40代女性)
含蓄のある言葉とともに、様々な意見が集まりました。1度しかない「初任給」の使い方は、世代や男女でも千差万別のようですね。
■調査概要
調査対象:10代~70代の男女429名
調査期間:2019年3月5日~2019年3月8日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エアトリ
文/原田美咲