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普段から騒音を出さないように気を付けているつもりでも、ちょっとした音のことで周りの住民とトラブルになることもあります。周辺住民から騒音クレームを受けると、お互いの関係がギクシャクしてしまうため、暮らしにくくなってしまうこともありますよね。 生活音については個人差がありますので、どこまでが騒音になるか線引きが難しいもの。自分たちは周りの音はそれほど気にならなくても、隣人は気にすることもあるでしょう。隣人とトラブルにならないためにも、防音対策はしっかり行っておきたいですね。

 

■住宅の深刻な音のトラブル

音に関する隣人トラブルは深刻で、管理人や大家さん、または直接クレームをつけてくるならまだ良いですが、ひどくなるといやがらせをしてくる隣人もいるようです。 ちょっとでも音をたてると、マンションやアパートなら壁や床、または天井をドンドン殴ってきたり、大声で怒鳴ってくることもあります。 周辺の住人に悪口をいわれたり、逆にテレビやステレオで大きな音を流されたりと、いやがらせの数々を受けることもあるようです。 マンションなどではどうしても生活音が周りに響いてしまうものですが、お互いさまという部分もありますので、多少の生活音は我慢しなければならないと考えている人も少なくありません。 しかし、こうした状況を理解した上で、あえて騒音のクレームをつけてくる住人もいます。 いやがらせをしてくる隣人がいると、少しの音もたてないように毎日気を遣いながら生活しなくてはならないため、それ自体がストレスになってしまうこともあるでしょう。 賃貸なら引っ越しをすることも考えられますが、分譲マンションなどの場合、簡単に引っ越しができないため、隣人トラブルに悩まされることになります。 あまりにもいやがらせがひどくなってきた場合、警察や弁護士への相談を考える人もいますが、その後さらにいやがらせがひどくなるのではと不安になり、我慢している人も多いようです。

 

■戸建てでも起こる騒音トラブル

一戸建てなら周りの住宅と距離があるため、それほど音に対して気にしなくていいように思えますが、戸建てでもクレームをつけてくる周辺住人はいます。 一戸建てでも多少の生活音は外に響きますが、家の中にいると隣の生活音まで気にならないものです。 窓を開けたり外に出たときは隣の音が聞こえてきますが、ほとんどの人はそれに対してクレームをつけることはありません。 しかし庭で子どもで遊んでいたり、ペットがほえていることなどに対してクレームをつけてくる人もいます。夫の仕事が遅い場合、車の出し入れをする音やドアを開け閉めする音をうるさいという人もいるようです。 友人を呼んで庭でホームパーティーを楽しんでいたりすると、笑い声や話し声がうるさいとクレームを受けることもあるでしょう。 特に子どもは周りのことを考えずに大きな声を上げたり、走り回ったりするので、その音に対してイライラしてしまう周辺住人もいます。 音に対して敏感な住人が隣に住んでいると、こちらまで気を遣いながら生活しなくてはならないので、気が休まらないことも多いのではないでしょうか。