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生活費の中でも、非常に大きな割合になりやすいのが「食費」です。できる限り切り詰めたいのが本音ですが……食卓が貧相になるのは悲しいですよね。仕事を頑張るパパや、育ち盛りの子どものためにも、ボリュームはそのまま、コストだけを下げたいところです。 少ない金額でも、家族みんなが満足できる食事作りのコツは、いったいどんなところにあるのでしょうか。気になるポイントを紹介します。

■購入した食材を無駄なく使いきること

家庭内の食費を減らすためのコツは、シンプルなところからスタートしましょう。一つ目のポイントは「購入したものは、責任を持って食べきる」ということです。 「買い物の手間を削減するため、週に一度のまとめ買いにしている!」なんてご家庭も多いかもしれませんが、「食べきれずに腐らせてしまう食材」や、「冷蔵庫や冷凍庫の埋没品になってしまう食品」はありませんか? 購入した食材を食べきれず、捨てるということは、「お金をそのまま捨てること」と同じなのです。 購入時には「食べきれる分だけ」を意識することが大切ですし、自宅の冷蔵庫をチェックして「全てをちゃんと食べきろう」とする意識を持つことも重要です。 1週間単位で買い物をするなら、購入したものは、その1週間内で食べきるように努力しましょう。どうしても食べきれなかった分は、翌週に「優先的に使う素材」としてチェックしておきます。この素材を無駄なく使いきれるメニューを、検討しましょう。

■メニューは「特売品」から決定する

毎日の食事作りにおいて、「まずメニューを決めて、それからチラシをチェックして買い物を行く!」という方はいませんか?作りたいメニューに合わせて買い物をしようとすれば、「普段よりも割高なもの」も購入しなければならなくなります。食費を節約するのは、難しくなってしまうでしょう。 食費を節約したい!と思うときには、まずはそれぞれの食材の「底値感覚」を身につけましょう。その上で、スーパーに並ぶアイテムの中から、「比較的安いもの」や「底値に近いもの」を選択するのです。これらを組み合わせて作れるメニューであれば、ボリュームダウンをしなくても、食費の削減につながるでしょう。 「今日は○○が食べたい!」という気持ちもわかりますが、コストとの兼ね合いを考えることも重要なポイントです。

■お弁当には、夕飯のおかずを流用しよう

食費を削減するためには、外食代を抑えることが、もっとも効率的です。もし今「ランチは外で食べている」のであれば、それをお弁当にするだけで、数千円~数万円を浮かせることができるでしょう。 お弁当作りにもコストはかかりますが、おかずの一部に「夕ご飯のおかず」を流用することで、コスト削減につながります。またお弁当作りの手間も軽減できますから、非常にオススメの方法です。 方法は簡単で、夕飯を作るタイミングで、翌日のお弁当についても意識しておくだけでOKです。お弁当分も意識して作り、事前に取り分けておきましょう。お弁当を作る際に、そのまま詰めれば大丈夫です。