買い物はゲームのように(奈々さん/34/営業)

最近、3歳の娘との買い物がもう大変。自己主張をするようになってきたので、「これ買って!」とお菓子をあれこれ持ってくる。「私が、私が!」と棚から商品を取ろうとする、けど落とす。手をつないで歩いてくれない…など、スムーズに買い物できた試しがありません。1歳の下の子のベビーカーを押しながら娘を追いかけ、イライラすることもしばしば。

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でもそんなときに、私が叱り方で気をつけていることは、とにかく感情的にならないこと。これに尽きます。たとえばお菓子を次々に持ってきたら、「買いません!」と頭ごなしにねじ伏せようとするとますます駄々っ子になっちゃうので、まずは気持ちを受け止めます。 「これもおいしいよね〜、欲しくなっちゃうよね」と感情を受け止めたあと、「でも買っていいのは1個がルールだよ、どっちにする?」と選ばせます。叱られているというよりは〝自分も買い物に参加している〟感覚になるようで、効果的でしたよ。 あとは先回りして「叱らずに済ます工夫」も。ゲームのように、「おいしそうなバナナ選んでほしいな」「ヨーグルトはどこにあるかな?」など、買い物に参加させるんです。いつも成功するわけではないですが、手を替え品を替え試していますよ。


叱るセリフは2語文で(まことさん/30/販売)

3歳の長男と10か月の次男と、夕食はいつも3人です。私は次男の離乳食につきっきりになるので、まぁ大変。長男はすぐに食事に飽きてしまって、遊ぼうとして箸をくわえたまま席を立ったりするんです。 叱りたい言葉はたくさん浮かぶのですが、そこはグッとこらえて。叱る言葉は「箸は、置きます!」の2語だけ。

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本当は「お箸をくわえたまま歩いたりして、転んだら危ないの! しかもご飯の途中でしょ? 遊びに行っちゃいけません! ついでにトマトも残しちゃダメでしょ…」と言いたいことは山ほどあるのですが()。 3歳児にたくさんのことを言って叱っても、いっぺんに理解するのはたぶん無理。「一番ダメなこと」だけを、最小限の2語文で叱るんです。とりあえ危険だけは回避しているので、いまのところこれでうまくいっている…のか?! 私も日々、苦戦中です(笑)。



3人のママの共通点は、「要点を短く伝える」ということかもしれません。筆者自身の体験からも「子ども(幼児)を叱るのは、本当に大切なことだけでいいんじゃないかな?」と感じています。「緊急性のないことは別のときに話して聞かせる」「多少のことは大目にみる」など、親子ともにストレスを溜めすぎないよう、やっていけるといいですね。

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ライター:芦名柚希 看護師だった経験を活かし、看護師ライターとして活動中。優しいものの、家事レベルが極めて低い夫と結婚後、現在は3人の子育てに奮闘しています。女性の多い職場や、ママ友の世界にも身を置き、世間の厳しさを実感。ブレずに自分らしく生きていきたいと思う、今日この頃です。