■室内の傾きと点検口をチェック

室内のチェックも大切です。建物が傾いていると、後々大きなトラブルに発展しますので、事前に確認しておくことが必要です。 床にビー玉を置いて水平が保たれているか確認すると、家の傾き加減が分かります。また、壁に段差ができていないか、ドアを開けたとき勝手に開閉しないか、歩くと床がきしんで音がするなど、全てチェックしておきましょう。 一般的には床下や屋根裏に点検口(天井や床下などの配線や配管を見るための入口)が設置されていますが、見当たらない場合は売り主に確認してみましょう。 点検口は分かりづらい場所に設置されていることも多いので、売り主もついているかどうか覚えていないこともあります。 クローゼットの中や洗面室、和室の畳の下などに点検口がついていることもありますので、しっかりチェックしてみましょう。

■水回りのチェック

リフォームでもっとも費用が高額になるのが水回りです。お風呂やトイレ、キッチンなどをリフォームするとなると、100万以上かかってしまうこともあります。 また、配管がさびていたり水漏れしている場合、配管工事をやり直すことになりますので、さらに費用がかかります。 漏水していないか、配管はそのまま利用できるかなどは不動産会社にしっかり確認し、自分の目でもチェックするようにしましょう。 水回りは見た目はキレイに見えても、中がカビだらけになっていることもありますので、気になる場合は全て取り替えたほうが良いかも知れません。

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■まとめ

中古住宅は築年数が古いと、現況のまま暮らすことは難しいと考えられます。築年数の古い住宅を購入する場合は、リフォームやリノベーションを視野に入れておいたほうが良いでしょう。