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最近はマイホームを購入する場合、新築だけでなく中古住宅を選択肢に入れる人が増えてきています。 中古住宅の場合、購入後にリフォームやリノベーションを行い、自分たちが好きなように間取りを変更したり、欲しい設備仕様を付けることができます。また、業者に依頼する部分と自分たちでできる部分を分けられるため、コストを抑えることも可能です。 そこで今回は、中古住宅を購入する際に、どの部分をチェックすれば良いかまとめてみました。

■間取り図どおりの広さかチェック

チラシや不動産のサイトには、数多くの中古物件情報が掲載されていますが、実際に内見に行ってみると、間取り図よりも狭く感じることがあります。 間取り図に6帖や8帖などと記載があっても、物件ごとで広さが全く違うこともあります。 実は、中古住宅では売り主が家の図面を紛失していることも多く、細かな間取りが分からないことも少なくありません。 そのため、不動産会社が間取り図を作成することもあり、きちんと寸法を計測していないこともあるようです。 実際の寸法を確認したいと思う場合、今現在暮らしている部屋の広さと比べてみると、ある程度の目安になります。今の部屋が8帖であれば、それよりも狭く感じるなら8帖以下の広さかもしれません。 中古住宅を内見する場合、必ずすべての部屋の広さを確認しておきましょう。できればメジャーを持っていき、寸法を測っておけば、自宅に帰ったあとも実際の広さを確認することができます。

■外壁と基礎のチェック

外壁や基礎に問題があった場合、売買契約後に気付いても、自分でリフォームをしなければならないこともあります。購入前に重大な欠損がないか、しっかりチェックしておきましょう。 基礎は住宅のベースとなる部分なので、基礎に欠陥があった場合、建物自体がダメになってしまいます。 中古住宅は築年数が古いため、基礎にも多少のひび割れが見られますが、すべてのひび割れに問題があるわけではありません。 気をつけなくてはならないのが、換気口や開口部周辺のひび割れです。換気口や開口部は力がかかりやすいので、一般的には補強筋を入れています。補強筋がきっちり入っていない場合、ここにひび割れが生じます。 外壁も多少のひび割れは必ず入っていますが、細いヘアークラックと呼ばれるひび割れの場合、それほど気にする必要はありません。 しかし、乾燥クラックや構造クラック、縁切れクラックは内側で発生したものがひび割れとなって表れているので、あまり良いひび割れではありません。

■屋根のチェック

屋根のチェックも必要です。瓦が崩れていないか、屋根材がズレたり破損していないか、雨樋が壊れていないかしっかりチェックしましょう。 軒裏にひび割れやシミがないかのチェックも必要です。ひび割れがあった場合、雨水や漏水により内部が腐っている可能性があります。 壁の間や屋根裏に腐食が見られた場合、リフォーム費用が高額になりますので、しっかりチェックするようにしましょう。 一見すると問題がないように見えても、雨が降ると雨漏りやシミができることもありますので、中古住宅の内見に行く場合、晴れた日と雨の日の両方訪ねてみると良いでしょう。