お金を貯めたいと思って節約していても、なぜか毎月赤字になってしまう人もいるのではないでしょうか。自分では節約に役立っていると思っていることが、実は逆効果だったりすることもあります。 そんなときは節約の方法を見直してみると、赤字になっている原因が判明するかもしれません。今回は節約方法の落とし穴について、いろいろ紹介していきます。
■ムダになるまとめ買い
スーパーに行ったときに安売りしているセール品を見かけると、ついまとめ買いしてしまう人も多いことでしょう。 いつもより2割も3割も安く売っていれば、たくさん購入することで節約に役立ちそうに思えますよね。しかし、それが食材の場合、逆にムダ使いになってしまうこともあります。 野菜の場合、日持ちする根菜系の野菜なら良いですが、葉物野菜はあまり日持ちがしないため、まとめ買いしても使い切れないことが考えられます。 また、毎日のように同じ野菜を使ったメニューを作っていると、家族が飽きて残してしまうと、消費するのに時間がかかり、結局使い切れずに腐らせてしまうこともあります。 加工品や乾物などは賞味期限が長く設定されていますが、買ったことを忘れていたり、量が多すぎて使い切れずに賞味期限が切れてしまうことも。 賞味期限切れで何度も食材を無駄にした経験がある人は、基本的にまとめ買いは避けておいたほうが良いでしょう。
■安売りを狙っての遠出
最近では数多くのスーパーが広告を出しているため、セール品のチェックは必ずしているという人も多いことでしょう。 少しでも食費を安くできると思い、何件もスーパーを回ってセール品を購入していると、逆に交通費がかさんでしまい、出費が増えてしまうこともあります。 車なら移動してもガソリン代ならそれほどかからないと思いますが、毎日のことになると毎月のガソリン代も高くなります。 あちこちのスーパーに行くつもりなら、なるべく自転車圏内にしておき、自転車移動を心がけましょう。ダイエット効果も期待できますので、積極的に自転車で移動しましょう。
■光熱費の節約しすぎ
少しでも光熱費を節約したいと思い、暑いときも寒いときも冷房や暖房機器の使用を控えている人も多いかもしれませんね。 電気やガス、灯油代などはよく冷暖房機器を使用する夏と冬に高くなりますが、冷暖房機器を控えることで体調を崩し、病院代のほうが高くついてしまったなんてこともあります。 夏の暑い日にエアコンをつけずに我慢していると熱中症になったり、体調を崩してしまう原因にもなります。 冬の寒い日にエアコンの設定温度を下げると、当然ながら風邪をひく原因になります。防寒グッズをいくら身につけても、部屋が温まっていないと効果は期待できないこともあるでしょう。 光熱費を節約するのは決して悪いことではありませんが、極端に我慢しすぎるような環境は体に悪影響を与えます。 エアコンの設定温度を2、3度変える程度にしておき、扇風機やサーキュレーターを組み合わせて風を循環させれば、部屋を快適な温度で保つことができます。
■電子マネーのオートチャージ
最近ではさまざまな電子マネーが登場し、多くの人が活用しています。スマホのアプリやカード型、クレジットカードと一体になっているものなど、さまざまなタイプの電子マネーがあります。 手軽に使えるだけでなく、利用している電子マネーによってはポイントが付加されますので、現金払いは全て電子マネーを利用している人も多いかもしれません。 また、電子マネーは使用履歴もすべてチェックできますので、家計簿としても利用できます。 電子マネーはその都度チャージするタイプのものか、残金が少なくなってくると自動的にチャージしてくれるタイプが用意されています。 毎日のように利用している人だと、電子マネーがなくなるごとにチャージするのが面倒に感じて、オートチャージにしている人もいることでしょう。 毎月利用する金額を決めていれば、オートチャージでも使いすぎてしまうことはないと思われますが、現金払いよりお金を使っている感覚が薄れてしまうので、どうしても使いすぎてしまうことがあるようです。 現金であれば躊躇する買い物でも、電子マネーにお金が入っていると思うと、つい買ってしまうこともあるでしょう。 電子マネーを利用するならプリペイドタイプにし、利用する都度チャージするようにしておれば、現金を使っている感覚にもなるので使用を控えることができます。