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子どもがある程度成長すると子育てもひと段落つき、育児に利用していた時間は働きたいと思うママも多いことでしょう。成長とともに子どもの教育費もかさんでくるため、少しでも仕事をして家計を助けたいと思うものです。 しかし、子育てや家事をしながら仕事を探すのは難しいものです。希望の条件のあう求人を探すだけでも大変なのに、応募書類を作成したり面接に行ったりと、時間がいくらあっても足りません。 そんなときは派遣会社に活用するのがおすすめです。そこで今回は、ママが派遣で働くメリット・デメリットについて、紹介します。

■ママが派遣で働くメリット

・派遣会社がマッチングを行ってくれる 派遣会社は最初に条件を担当者に伝えることで、希望の派遣先をマッチングしてくれます。 自分で仕事を探す場合は、条件に合った会社を探し、そこから応募することになりますが、自分の希望どおりの結果を得られるとは限りません。 しかし派遣会社の場合は自分の希望だけでなく、派遣先に打診も行ってくれるので、断られる確率が大幅に下がります。 また、派遣先も人材に対する希望条件を派遣会社に伝えているので、スムーズにマッチングが行えます。 自分のプロフィールを元に派遣先に打診を行うので、自分の経歴や職歴、業務スキルなども面接前に伝わっています。派遣先が断る場合、マッチングの段階で断ることが多いため、わざわざ面接に行く必要がありません。 ・希望条件で仕事を探してくれる 派遣の大きなメリットといえば、自分の希望条件に合った仕事を探せるという点です。 時給はいくら以上、残業はNG、土日は休みたいなど、自分の条件を登録しておけば、希望の派遣先を探してくれます。 子どもが小さな間は時短勤務をしたいママも多いですが、短時間勤務の仕事を探すこともできます。 直接雇用だと自分の希望があってもなかなかいいづらいですが、派遣会社だと担当者をとおして派遣先を探してもらえるので、遠慮なく伝えることができます。 ・期間が決まっている 派遣は雇用期間が決まっているため、その分だけ気楽に働けるというメリットがあります。契約社員や正社員の場合、一度雇用されたら会社との相性が合わないと思っても、すぐに辞めることができないこともあります。 しかし派遣社員の場合、3カ月ごとで契約更新することが多いため、会社との相性が合わない場合は3カ月したら契約を終了させることもできます。 派遣先が更新を望んでいても自分で断る必要はなく、担当者に伝えるだけで契約を終了できます。 更新しない理由は担当者にきちんと伝えたほうが、次の派遣先もスムーズに探してもらうことができるでしょう。 ・トラブルは担当者が対応してくれる 派遣会社から聞いていた仕事内容と違ったり、仕事がほとんどなかったりと、いろいろとトラブルは起きてしまいます。 会社によっては派遣社員に対して対応が異なる場合もありますので、人間関係に悩むこともあるでしょう。 また、子どもがいるママの場合、早退や欠勤がある話を前もってしていても、実際に働き始めるといい出しづらかったりすることもあります。 こうした派遣先でのトラブルは担当者に相談できるのが、派遣の大きなメリットといえます。 自分では派遣先に伝えづらいことも、担当者であれば事前に条件などを話しているので、担当者が派遣先と話をつけてくれます。