「働いているからこそ、自分の夢に投資ができる」「時間がないからこそ、家族が団結して乗り越えられる」働くママの暮らしに密着したら、忙しくとも充実した時間とお金の使い方が見えてきました。

 

case 3. 唯一、家族がそろう朝の時間は大切にしたいんです

「毎朝、娘を起こすのに30分!でも、仕事で帰宅が遅いぶんその時間も貴重です。」

pic09_40_01

大嶋友恵さん


● 35歳


●愛知県在住


● 3 人家族(夫41歳、長女5 歳)


● バイオテック(フルタイム勤務)


発毛・育毛専門サロンを展開する会社で成果管理などの業務をこなす。退社が遅く、夜は実家の両親が子どものめんどうをみている。

pic09_41_01

効率的なだけが、働くママの賢い時間の使い方ではありません。会社で部門長をまかされている大嶋さんは、帰宅が毎日20時過ぎ。5歳になる長女は大嶋さんの実家で夕食をすませることが多いそうです。だからこそ、大切にしているのが、家族がそろう朝時間。「ただでさえ出勤前はあわただし


いうえ、寝起きの悪く、グズる娘を起こすには30分かかることもあります。夫だって、もともと朝食を食べる習慣はなかったんです。でも、仕事に復帰したら、家族みんなが顔を合わせる時間がこんなにもないんだ…って気づいて。朝ごはんだけは、家族みんなで食べようって決めたんです」

 

大切なものを明確にしたら時間もお金も惜しみなく投資ができた

朝の時間が大切だから、手間どっても子どもを怒ることはない。「早く起きたら、かわいく髪を結ってあげられるよ」となだめすかします。1月額約4000円の「BLUEウォーター」は、熱湯がすぐ出て、調理がラクに。2油なしで卵がするり! 

pic09_41_05

こげつき知らずの「フレーバーストーン」で調理がはかどる。3朝食と並行して夕食の下ごしらえも。魚のみそ漬けは魚の種類を選ばず、おいしく仕上がる。

pic09_41_06

 

伝え方が9割!ゴールを明確に伝えたら作業が効率的になった

「1から10まで教えれば、誰でもできますから」という大嶋さん。部下には目標だけをていねいに伝え、進め方は一任することにしています。この時間のかけ方が、結果的にはチームの効率化になるそう。

pic09_41_02

 

夫婦で熟考を重ねれば高くても満足できるものが手に入る

「共通の趣味であるインテリアや、夫婦のものは妥協せず検討。手編みのソファは20万円しましたが、〝家の顔〞として満足しています。」と大嶋さん。南国リゾートをテーマにした「クワイエットアワーズ」の家具は、東京まで買いに行く。

pic09_41_03

「スペーシア」は軽自動車でも車内が広く、子どもの自転車も積んで実家に運んでいける。

pic09_41_04

家族の会話がふえたのはもちろん、子どもに箸の持ち方や食事のマナーを教える貴重な時間にもなっているそうです。「娘が好きなおかずを並べたり、多少工夫が必要でも、今しかない時間を大切にしたいです」