コンビニチェーンのファミリーマートこと「ファミマ」といえば、レトルトやお惣菜で手軽に家庭料理を食べられる「お母さん食堂」が人気ですが、2019年2月「ファミマこども食堂」を全国展開するというニュースが発表され話題となっています。
実は「こども食堂」は以前から全国にあります。
ただ、名前を聞いたことはあっても、そもそもどのような存在でどこにあるのかまでは知らない人も多いのではないでしょうか?
今回は、以前からある「こども食堂」やいま注目の「ファミマこども食堂」の内容、そこから見えてくる子どもたちの食をめぐる現状・課題などを解説していきます。
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「ファミマこども食堂」って何をするの?
2019年2月1日、コンビニチェーンのファミリーマートは次のように発表しました。
地域交流および未来を担うこどもたちを応援する取り組みの一環として、2019年3月より「ファミマこども食堂」の取り組みを開始いたします。 —中略— 「ファミマこども食堂」では、地域のこどもと保護者を対象に、参加者みんなで一緒に楽しく食事をするほか、ファミリーマート店舗のバックヤード探検やレジ打ちなどの体験イベントを通じて、ファミリーマートに関するご理解を深めていただく取り組みもあわせて実施します(店舗により、一部内容が異なります)。
1時間程度のイベントで、参加費用は小学生以上の子ども100円、中学生以上の保護者400円となっており、1回の参加人数は10名程度を予定。小学生以上は保護者の同意があれば1人でも参加OKだそうです。
これに対し、SNSなどでは「本来のこども食堂の趣旨と違うのでは」「貧困世帯を救いたいなら、まずコンビニ労働者の低賃金を改善するべき」などの批判もありますが、おおむね「良い取り組みだと思う」と好意的な反応が集まっています。