貯蓄率のマイナスは高齢化が原因!
そもそも、貯蓄をする一番の理由は将来のため。仕事をしなくなった老後の生活費として必要だからですよね。つまり日本の貯蓄率がマイナスになっているのは、貯蓄を切り崩して生活する高齢者が増えてきた現状を物語っていたのです。
ここで「これまで貯めた総額」についても見てみましょう。すると日本は、1054万円で4位にランクイン。総額で考えると、日本は十分お金持ちだと言えるのかもしれません。とはいえ最近は、収入も上がらず出費ばかりが増えているような気がします。事実、今年は消費税が10%に引き上げられるといったニュースも。
税金の他にも年金や医療保険など、国に支払うものは多いですよね。それらを全て含めた金額が収入の何割になるのか計算すると、日本の“国民負担率”は42.6%。たとえどれだけ稼いだとしても、半分近い金額が税金などで引かれてしまいます。
しかし世界の国民負担率を調べると、日本は34カ国中28位。1位に輝いたルクセンブルクの87.20%と比べ、いかに低い数字なのかがよく分かります。
番組を見ていた視聴者からは、「日本は結構バランスが取れてるのかもね。良いところも悪いところもある」「他の国と比べれば、日本はかなり優秀だと思う。国内では様々な問題があるけども…」「どの国も色々な事情を抱えている訳だ。もしかしたら他の国と比べて日本の文句を言うのは違うのかもしれないな」と反響の声が相次いでいました。