■分別した遺品の処分方法を決める
分別ができたら、次に遺品の処分方法を決めていきます。持ち帰るものや再利用するもの、廃棄処分するもの、買取依頼するものといったように、箱に処分方法を記入するか色付きの付箋で分別すると、処分するときに区別しやすくなります。 同時に家具や家電のリストにも、処分方法を記録しておきましょう。買取業者や廃棄処分を依頼する業者が同時にやってくると、どの家電を処分するのか、どれを買い取ってもらうかわからなくなってしまうこともありますので、必ず記録しておくようにしましょう。
■大型遺品や不用品を処分する
再利用できそうな大型遺品や不用品は、出張買取査定を依頼して売却しましょう。希少価値の高そうなものや高額で売却できそうなものが多い場合は、複数の業者に見積もり依頼を出して、一番高値を付けてくれた業者に売却するようにしましょう。 不要な衣類や日用品などはゴミの日に合わせて処分することができますが、買い取ってもらえない大型の家電や家具は、業者に依頼したりゴミ処理場に搬入しなければなりません。 運搬できるサイズの車があれば自分たちでゴミ場に持っていくこともできますが、ない場合はリサイクル券や粗大ごみ回収券を利用して処分するようにしましょう。 廃棄処分をしてくれる業者に依頼した場合、粗大ごみに出すよりも高額になることもありますので、事前に料金を調べてコストが低いほうに依頼しましょう。
■最後に形見分けをする
形見分け用に分別しておいた遺品は、最後に形見分けを行います。一般的に形見分けは四十九日に行うとされていますが、宗派によって決まりは異なりますので、注意が必要です。 最近では親族が集まる機会も少ないため、遺品整理の際に形見分けを済ませてしまうこともあるようです。 資産価値のあるものは事前に鑑定してもらい、遺産分割協議することになります。貴金属や宝石など資産価値の高いものを形見分けとして取得する場合、資産価値を鑑定してもらい、遺産分割協議書に記載しなくてはなりません。 形見分けは相続とは異なるため、基本的に資産価値のないものを分け合うようにしましょう。
■まとめ
遺品整理は長引けば長引くほど、精神的にも肉体的にも疲れとストレスがたまります。スムーズに遺品整理ができるよう、最初にスケジューリングしておくことがポイントです。 また、遺品の中で価値あるものがあった場合にゴミとして処分してしまう遺族も多いので、遺品整理を始める前に買取査定を受けてみるのもオススメです。