■「欲しい」と思ったら、1週間待つ
何か欲しいものを見つけたとき、「本当にそれが欲しいのか、衝動買いなのか判断できない」なんてことはありませんか? 特にセール開催時には、こうした判断が難しくなってしまいます。「今だけ安い!」という感覚が、正常な判断力を奪ってしまうからです。 こんなときには、いったんその場を離れてください。そして1週間、時間を置きます。その間、「欲しいもの」についてしっかりと考える余裕が生まれます。 ・本当に欲しいのか?
・ほかに代用できる品物はないのか?
・自分にとって必要なものなのか? これらさまざまなポイントを考慮した上で、1週間たってもまだ欲しいのであれば、購入に踏み切っても良いでしょう。後悔する可能性は低いと言えます。ただし、「少し欲しい気持ちが弱まってきたな」と思う場合には、もう少し時間を置いてみてくださいね。 セール中には、「だって1週間も待っていたらセールは終わってしまうし!」なんて思うこともあるでしょう。しかしもともとは、「出会わなければ迷わなかった品物」です。「ご縁がなかった」ということなのでしょう。 また「1週間悩んでそれでも欲しい!」と思える品物は、定価で買ってもきっと後悔はしないはず。一時の情報だけを見ると損をしたように感じるかもしれませんが、こうした習慣を身につけることが、結果的には節約志向につながっていきます。
■ストレス発散の方法を見つける
衝動買いがストレス発散の方法になっている場合には、注意が必要です。いくら仕組みを整えても、ストレスによってそれらを簡単に無視してしまうリスクが高いからです。 もし「衝動買いをするとスッとする」と思うのであれば、ショッピング以外の趣味を見つけましょう。自分の興味のあることに集中すれば、衝動買いのような、一時的なストレス解消方法に頼らずに済みます。スポーツでもアート活動でも、新たな習い事でも構いません。 できるだけお金がかからない趣味を選ぶと、お金が貯まりやすくなりますよ。
■クレジットカードを封印する
現代人にとって、衝動買いへのハードルを非常に低くしているのが「クレジットカード」の存在です。「いいな!」と思えるアイテムを見つけたときに、お金がなければ買えないのは当然のこと。しかしクレジットカードの登場で、この大原則が崩れてしまっています。 非常に便利なクレジットカードですが、衝動買いを推進するキーアイテムになっているケースも少なくありません。もしカードの請求書が届くたびにギョッとするような生活を送っているのであれば、いったんクレジットカードを封印しましょう。 具体的な方法としては、普段使っている財布から抜いておくだけでOKです。1~2ヶ月もすれば、カード払い習慣から抜け出せ、「手元にある分のお金でやりくりする」という生活サイクルが整うはずです。自然と衝動買いも減るでしょう。
■まとめ
一度習慣化してしまうと、断ち切るのが難しいのが、衝動買いの特徴でもあります。お金が全然貯まらない……と思ったときには、こうした悪い習慣が影響を与えている可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。 最近ちょっと緩んでいるかも……と思ったときには、早めの対策で家計を守ることができますよ。今回紹介した5つのテクニックも、ぜひ実践してみてくださいね。