84-1

世帯年収が500万円以上の家庭なら年間100万円を貯金するのが常識と言われているとご存知でしたか。 とはいえ、貯金をするのがあまり得意でない人はまず貯金方法を見直した方がよいでしょう。 共働きの夫婦&子ども2人の家族構成を例に、年間の目標貯金額100万円を達成するための「貯金方法」についてまとめました。

■なぜ100万円なのか?

毎月夫婦で8万円貯金をすると年間100万円が貯金されます。最初になぜ年間100万円を貯金するとよいのかを考えてみましょう。 子どもの学習費などのことを考えると1人目の子どもを幼稚園に入園させるまでに500万円ほどの貯金があると安心だと言われています。 公立幼稚園に入れるにしても私立幼稚園に入れるにしてもそれなりのお金がかかるからです。 100万円を毎年貯金する目的のひとつは学習費のためでしょう。 第2に、老後の生活費は夫婦で年金+8万円があると理想的だという説があります。 子どもが独立したあとも毎年100万円を貯金することができれば+8万円の生活費は十分に賄えます。老後の生活は上々でしょう。 逆に年金が支給されるまでの間貯金ができていなければ定年退職後も何らかの形で働かないと生活に余裕が生まれにくくなります。 老後の貯金は多すぎても持て余しがちです。生活にかかるコストは年齢を重ねるにつれて低下するためです。将来は貯金がなくなってしまっても年金だけで十分に暮らせる生活になっていると考えられます。 また年間100万円であれば比較的ストレスが少ないまま貯金をすることができるといいます。貯金の金額を引き上げると日々の暮らしが節約で支配されてしまいます。 貯金をするのが嫌だと思う人は貯金を意識するあまりに生活が苦しくなってしまっているのではないでしょうか? 毎月9万円以上貯金をしようとすると生活に対するストレスの方が大きくなってしまうかもしれません。無理な節約はしないようにするのが貯金しやすい方法なのです。