■夫婦喧嘩が泥沼化するのも男女脳の違いのせい?

このすれ違いは、もちろん夫婦喧嘩の際にも影響してきます。男性脳と女性脳では、喧嘩というものの捉え方から差異があるのです。 喧嘩が起きるからには何かしらのきっかけがあるわけですが、そもそも女性は喧嘩のきっかけだけではなく、これまでに感じた嫌な思いや気に入らなかった出来事など、今回の喧嘩に直接は関係ないだろうことまでどんどん持ち出してきます。それは、喧嘩になると女性脳は感情的に強く揺さぶられ、悲しみや怒りなどが昂ぶってしまうから。相手に対して今までに感じたことを芋づる式に思い出し、全てぶつけたくなってしまうのです。一見八つ当たりのように思えますが、これは「信頼しているからこそ全て聞いてほしい」という思いのあらわれ。一通り泣いたり怒ったりした後はすっきりして、問題そのものが解決していなくてもころりと機嫌を直してしまうこともよくあります。 男性脳の場合、喧嘩はすぐさま解決すべき由々しき問題です。お互いの意見や不満をすり合わせベストな形での解決方法を模索するので、一生懸命に話し続ける女性とは対照的に黙って深く考え込んでしまうことも。男性脳の人にとっては喧嘩の解決とはあくまできっかけとなったいさかいの解消に過ぎないので、ふたりの間に起きた色々な出来事全てを一緒にふたりの問題として考える女性の気持ちはあまり理解できないのです。

■「お互いに考え方が違う」と知れば相手を受け入れやすくなる!

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男性脳・女性脳ではかなり考え方や感情の動きに違いがあります。その大前提を最初から把握していれば、「どうして私の気持ちをわかってくれないの」という思いも多少は軽減されるはず。男性はこういう考えをするだろうから多少は譲歩してあげよう、女性の気持ちも考慮してあげようとお互いに思いやることができれば、理解はできなくても受け入れることはしやすくなるはず。夫婦喧嘩になったときには、男女脳の違いを思い出してみてくださいね。