人は、人生の1/3をベッドで過ごすと言われています。一日24時間のうち、平均6~7時間人は寝ているのですから、当然と言われればそうなのですが、それにしても長い時間ですね。
そんなある意味長い時間を過ごす場所は、やっぱり快適であって欲しいもの。 今回は快適な眠りを作るベッドや布団について、日常のお手入れ方法をまとめてみました。 知っているようで案外知らないお手入れ方法を知って、より快適で充実した睡眠人生を楽しみましょう。
1.お手入れ方法~ベッド編~
日本の生活の西洋化に伴って、寝室にはベッドを置いている方も増えました。 民間の調査では、ベッド派、布団派の割合は半々だそうです。 ベッドを置くことで、部屋を占領するデメリットはありますが、布団の上げ下ろしが不要、高さがあるので寝起きが楽などのメリットもあります。 そんなベッドですが、以下のようなパーツで構成されています。 ・ベッド枠
・マットレス
・ベッドパット(敷きパッド) あとは布団と共通で、掛け布団、シーツや枕、毛布などがあります。 今回はベッド特有のパーツである、マットレス、ベッドパッドのお手入れ方法についてご紹介します。 マットレスには、中にスプリング(バネ)が入って入いるもの、低反発素材のものなど、様々なものがあります。 共通して言えるのは、敷布団に比べ、厚みがあって重いことです。 容易に持ち運びできません。 ①1~3か月に一度は干す。 マットレスを洗濯することはできませんが、ベッドに置きっぱなしでは、汗や湿気を吸い、ダニの温床となってしまいます。 1~3か月に1回はベッド際に立てかけるなどして干すようにしましょう。 立てかけるなんて、非力な私では無理、という方は、マットレスとベッド枠の間に、雑誌や箱などを挟むことによって、ベッド枠との間にスキマを作ってあげて下さい。 干す日時は、晴れた日の午前10時~午後3時までの、湿度が低い時間帯に行って下さい。 ②定期的に向きを変える。 干し終わったマットレスを元に戻す際、上下や左右の向きを変えておきます。 こうすることでマットレスに均等に圧がかかり、一部分だけヘタってしまうというトラブルを防ぐことができます。 ③直接寝ない。 マットレスは洗うことができないため、汗などがたくさん染み込まないよう、必ずベッドパットやシーツを敷くようにしましょう。 <ベットパッド(敷きパッド)のお手入れ>
①1週間に一回は洗濯する。 マットレスを汚れや汗から守り、ベッドの固さを調節するために使われるベッドパッドは、一晩で約コップ1杯分とも言われる汗を直接吸うのですから、1週間に1度は洗濯してあげましょう。 無理な時や、いつもより汗をかいたな、という時は、天日干しでもOKです。 ②布団たたきでバンバン叩かない。 天日干しの後、パッドを取り込む際には布団たたきでバンバン叩かないようにしましょう。 ダニが余計に奥深く入り込む、舞い上がったアレルゲンを吸い込んでしまうなどの危険があります。 布団たたきは、表面についたホコリやダニの死骸を払うよう使いましょう。 ③ていねいに掃除機をかける。 できればゆっくり掃除機をかけて、ダニやホコリを吸い取りましょう。 特に頭や足もとにあたる部分はダニが多くいる可能性があるので、念入りにしておきましょう。