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初の長編アニメーション映画を手がけた櫻木優平監督

 

1月25日より公開となる劇場版アニメ『あした世界が終わるとしても』。TVアニメ『イングレス』の櫻木優平監督が脚本・監督を手がけ、主人公を梶裕貴さんが務め、主題歌・挿入歌をあいみょん、ナレーションを古谷徹さんが務める注目のオリジナルアニメーション映画です。

 

自身初となる長編アニメーション映画を手がけた櫻木監督に、作品をつくるうえでのこだわりや制作時の苦労話、アフレコ時のエピソードについてお話を伺いました。

 

「あした世界が終わるとしても」ポスタービジュアル
©︎あした世界が終わるとしても

 

—— 主人公の真と幼馴染の琴莉の前に、ある日突然“もうひとつの日本”から“もうひとりの僕”が現れる……というストーリーですが、このアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

 

櫻木監督  

ベースとして2つの世界を作ることは、会社として映画を作ろう! と決まったときにみんなで考えたアイデアです。そこを軸として主人公、ヒロイン、それぞれに相対するキャラクターを作っていきました。

 

©︎あした世界が終わるとしても

 

—— ふたつの世界に相対する人物がいて、片方の世界で死ねばもう片方も死ぬという設定はいつ決めたのですか?

 

櫻木監督 

物語が展開していけば面白くなるのかと考える中で、もうひとつの世界で生きる敵を殺せば、自分の住む世界でのヒロインが死ぬ。主人公が主人公を殺せないという設定は面白いかなと思いました。最初に決めた設定の軸だったのですが、結果これが作品を作るうえでの縛りにもなりました(笑)