■パートのメリットとデメリット

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次にパート勤務のメリットとデメリットを見てみましょう。結婚を機にそれまで働いていた会社を辞めた場合、再就職は難しいと言われています。ですがパート採用であれば募集が多いです。近頃は人材不足ということもあり引く手あまたではないでしょうか。 パート勤務の場合1日に数時間程度から就業が可能なことが多いです。就業形態はシフト制のことが多く、比較的自由にスケジュールを組むことができます。 ほかの形態での雇用を目指す場合特殊なスキルや資格を求められることもありますが、スーパーのレジや飲食店のウエイトレスなどの仕事には必要がありません。 求人数も多いのでパートを始めようと思えばすぐに始めることができるでしょう。 有給休暇の取得については事前に雇用主に確認しておきましょう。そもそも制度がなかったり、有給休暇についての説明をしないパート先もあるようです。 パート勤務のデメリットは時給が正社員などと比べると安いことです。同じ時間勤務してもほかの勤務形態の女性より低い収入となり効率はよくありません。 また一定の年収を超えると夫の扶養を出て自分で社会保険に入らなければなりません。夫の年収が700万円で従業員501人以上の会社で働いている女性の場合、年収106万円を超えると夫の扶養を出る必要が出てきます。 毎月の保険料を払うと手取りが減ります。社会保険料で減った手取りを取り戻そうと思ったら125万円以上稼ぐようにしないと働き損になります。あまり労働時間を増やせない場合は年収を106万円未満に調整する必要があります。 さらにパート勤務では昇格が難しいです。同じ給料で働き続けることになるので仕事に対するやりがいを感じにくい面も出てくるかもしれません。