不倫にはノータッチの力作スピーチ(りんかさん/36歳/パート)
3年前に「職場の既婚者を好きになっちゃったの」と友人に相談されてから、ずっと相談相手になっていた私。(好きになったものはしょうがない)と思って否定はせず、友人の話をうなずきながら聞くにとどめていました。 ところが、「2人でご飯に行くことになったの」「そのままホテルにいっちゃった」という流れから、「おつき合いすることになった」「奥さんと別れるって言ってもらえた」と、話は急展開していったんです。そして、ついに相手の男性は離婚…彼女は「略奪婚」に成功してしまいました。 これまでは「略奪はけしからん!」と思っていたのですが、ピュアな片思い時代からの話を聞いていた身としては「よかったね」という気持ちも少々あり…結婚式にも出席することにしました。
ただ「一番お世話になったから」という理由で、友人代表スピーチを頼まれたのには参りました…この顛末を、どう表現したらいいのだろう。まるまる1か月頭を悩ませ、ようやく「不倫にはいっさい触れていない円満スピーチ」が完成。こんなに苦しんだのは、卒論以来です(笑)。