【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】
ライター名:島村怜
夏休みはもうどこかへ行きましたか?
独身時代や子どもを産む前は1週間や海外も行っていた夏休みも、子ども料金がかかる年齢になって飛行機旅を断念し、子どもが2人になれば「今年は旅行諦めたよ」なんていう声もチラホラと。それでも「今年は北海道にした」と聞いたり、SNSの「アロハ~」という投稿は目にしたりはしてしまうもの。「あぁ!やっぱり私たちもどこかに行きたい、せめて一泊でも!」と旦那様を説得したい読者の方に、ぜひオススメしたいのが、一泊二日の那須旅行です。
那須は親子で遊べるエリアがギュッと詰まっているので、「遊んだ!」気分がたくさん味わえ、予算オーバーなら日帰りや車で行くのも検討できる近距離なのも嬉しいポイントです。オススメは、新幹線+レンタカーの旅。記者自身が早めの夏休みで行った一泊旅行をご紹介します!
E5系新幹線で子鉄大喜び!
1時間だからグズリ知らず
記者の長男は3歳の大の電車好き、いわゆる「子鉄」です。いちばん好きな列車が「はやぶさ・こまち」なので、今回はE5系新幹線に乗れる旅を選んだのが、まず最初のオススメポイントです。電車好きでない方には「はやぶさ?こまち?」と思われるかもしれませんが、グリーンの東北新幹線E5系の「はやぶさ」と赤い秋田新幹線E6系「こまち」は、カラフルボディが目立つ上に、この2つが連結して走り(連結しないこともありますが)、東京駅のホームでは連結部分で記念写真を撮る人たちも多いほど、最強新幹線コンビなんです。厳密には那須塩原駅に行くE5系は「はやぶさ」ではなく「なすの」という名前ではあるのですが…、3歳の息子はそこまでの理解はまだないので、まずは「はやぶさに乗れる!!!」というだけで、息子のハートは鷲づかみだったのです。
東京9時16分発の「なすの」に乗り、那須塩原駅に10時26分着(2016年7月現在)。1時間ちょっとの旅は、1歳になったばかりの次男もグズる一歩手前、3歳の長男にもちょうど良い時間の長さで、外を見たりお菓子をつまんでいたらあっという間に着きました。ちなみに、電車好きの長男のために私たちは30分前には駅に着き、ホームに入ってくる新幹線たちを見ては大はじゃぎ。せっかく新幹線ホームに入るなら、少し早めに到着して、たくさん新幹線を見るのもアリですよ。
1日目は、大人の心を満たす?
アウトレットで買い物三昧!
那須塩原駅に到着して直行したいのが、駅から車で約15分の「那須ガーデンアウトレット」。新幹線で子どものテンションを上げたので、初日は大人の心の癒し、ショッピングへ!駅から無料のシャトルバスも出ているので、レンタカーを借りるのは後回しにするのも賢いかもしれません。
那須のアウトレットは、御殿場などに比べたら小規模でハイブランドは少ない感はありますが、今人気のマイケル・コースや、BEAMSやユナイテッドアローズ、GAPなどの主要ブランドはしっかり揃っているので、逆に歩き回って疲れることもなく、欲しいアイテムが効率よく買えるのがメリットです。また、「チーズガーデン」をはじめ、那須のお土産が充実しているのも嬉しいところ。そして、子どもが文句を言い出したらぜひ活用してほしいのが「キッズガーデン」です。フロアマットで赤ちゃんも遊べ、三輪車に乗れるスペースでは長男が遊び、子どもは大満足でした。レンタカーを借りないときには荷物も増えてしまうので、2日目にアウトレットに行くのもOKですが、もし事前にホテルに荷物を送る場合は、1日目に行った方が、買った荷物と洗い物を往復便で送れるので楽チンです。
ショッピングを楽しんだ後は、宿泊と2日目のスポットのために、東北自動車道「黒磯板室IC」から「那須IC」へ移動。高速の移動距離は7.1キロ、約5分!
・那須ガーデンアウトレット
http://www.nasu-gardenoutlet.com/
那須はアニマル天国
決め手は、どの動物に会いたいか?
2日目は子ども中心に。
テーマパークや美術館、高原野菜が食べられるレストラン…、とにかく遊ぶスポットが多い那須ですが、中でも動物に触れあう“アニマルスポット”は、「那須どうぶつ王国」や「那須ワールドモンキーパーク」「那須アルパカ牧場」など、とにかくたくさんあります。今回は那須ICからも近い「那須りんどう湖LAKE VIEW(りんどう湖ファミリー牧場)」か「那須サファリパーク」で悩みましたが、長男の「ライオンが見たい!」の一言で、サファリパークに決定!
那須サファリパークは、珍しいホワイトライオンが見られる場所。車でパーク内を1時間弱かけて一周したり、サファリウォークを歩いて動物エリアに行ったりして楽しみます。
ちょっと値段は高くなりますが、“ライオンバス”(一人あたりプラス1,000円)に乗るのが、ガイドさん付きで動物の種類も勉強できるのでオススメです。キリンやシマウマなどが車に大接近してくる迫力はサファリパークならでは。そして、エサやりもぜひやるべしです。とくにキリンは手で直接エサをあげられるので、キリンに手をベロリと舐められる体験も味わえますよ!
お土産には、ショップ内で購入したホワイトライオンのクッキーが、折りたためるランチボックスに入っているので、友人にも「使える!」と大好評でした。よくあるサンドイッチBOXより小ぶりなので、幼児のお弁当にピッタリな大きさ。私は赤ちゃんお煎餅を入れるのにも割れなくて重宝しています。
・那須サファリパーク
・那須りんどう湖 LAKE VIEW(りんどう湖ファミリー牧場)
http://www.rindo.co.jp/index.html
最後は、お菓子のお店で
日帰り温泉と手作りスイーツ体験!?
帰りに那須塩原駅に戻る道中で寄りたいのが、那須IC近くにある「お菓子の城 那須ハートランド」です。
人気の“御用邸の月”やチーズケーキなど、お土産スイーツのショッピングがメインではありますが、買うだけではもったいない。なんと、こちらには日帰り温泉「那須山」や、手作り体験や森林浴を楽しめる「花と体験の森」の2つの施設が併設されているんです。「花と体験の森」では、“リトルパティシエ教室”ではクッキーやパフェ作りを楽しめたり、大人も参加できる“体験教室”で、デコスイーツやデコパージュなど手芸体験が多くできたり、多くのワークショップが用意されています。私たちは好きなパーツを選んでケーキ型のメモスタンドを作りに挑戦。子どもはパーツ選びからデコレーションとっても楽しめ、自分たちの記念にもなりました。祖父母や友人へのお土産と、記念グッズの両方が手に入るのは嬉しいですね。季節が合えばイチゴ狩りやブルーベリー摘みもあるようで、次回の楽しみにしようと思います。
・お菓子の城 那須ハートランド
http://www.okashinoshiro.co.jp/
以上、一泊二日の那須旅行をご紹介しました。2日目のプランは、息子の“ライオンリクエスト”があったのと、ハートランドにも行きたかったのでサファリパークを選択しましたが、サファリパークは若干値段がお高いのと、滞在時間が1時間ちょっとで終わってしまうので、一日たっぷり時間をかけて遊びたいなら「那須りんどう湖LAKE VIEW」の方が良いかもしれません。アルパカのエサなどの動物触れあい体験や、アスレチックやゴーカートのアトラクション、バターやピザ作り、キャンドル作りなど、手作り体験が豊富なども魅力ですよ。
まだまだ、多くの観光スポットやおいしい高原野菜のお店が揃う那須。今回は宿泊についてはご紹介しませんでしたが、新幹線+レンタカーとセットになっている宿泊プランも多くあるので、夏休みがまだの方、ぜひお得に那須旅を楽しんでくださいね。