■おおかみこどもの雨と雪【2012年公開】

おおかみ人間と人間の間に生まれた、「おおかみこども」の雨と雪。幼い姉弟が、徐々に成長していく過程を描いた感動作品です。ストーリー序盤で、不慮の事故にて亡くなってしまう、お父さん。残されたお母さんとこどもたちは、苦労し、協力しながら徐々に大きくなっていきます。 美しい自然と親子の絆、そしてこどもたちそれぞれの「自立」について考えさせられる作品です。幼い時期からこどもたちの姿を追うようにして見ていくことで、「親が子どもにしてあげられること」について、深く考えさせられる映画でもあります。 子どもたちにとっては、楽しくスッキリとした気持ちで見終われる作品。そして親にとっては、何気ない日常の毎日の大切さに気付かされる作品です。ぜひそれぞれの立場で楽しんでみてください。

 

■クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲【2001年公開】

今なお、子どもたちの間で絶大な人気を誇るアニメキャラクターといえば、クレヨンしんちゃんです。そんなしんちゃんの映画は、子どもが楽しめるのはもちろんのこと、大人がホロリとさせられてしまうような良作が多いことをご存知ですか? 2001年に公開された「オトナ帝国の逆襲」は、野原一家が暮らす街にて、「20世紀博」という謎のイベントが開催されるところからスタートします。幼い頃の景色やニオイ、懐かしい遊びに夢中になっていくヒロシとミサエ。徐々に「現在の家族」を忘れ、昔の世界に没頭していってしまいます。 思わず泣いてしまうのは、昔に心奪われたヒロシが、現在の家族を思い出すシーン。そしてしんちゃんが、みんなのために頑張るシーンです。 クレヨンしんちゃんならではのおちゃらけたシーンも豊富ですが、家族の絆も感じられます。笑って泣いて、最後はハッピーエンドでスッキリできます。

 

■STAND BY ME ドラえもん【2014年公開】

こちらも子どもたちに人気の定番キャラクター、ドラえもんです。シリーズ初のCGアニメーション作品で、のび太とドラえもんの絆を、優しく描き出しています。 のび太とドラえもんの出会いから、二人が心を通わせていくシーン、そして切ない別れまでが、丁寧に描かれています。途中、ドラえもんを心配させないためにと、のび太が大きく成長するシーンに、思わず涙してしまう方も多いはず。 定番作品で安心して楽しめますし、「誰も死なない」という魅力もあります。幼い子どもとでも、安心して楽しめることでしょう。「誰かのために」と頑張る姿は、きっと子どもの心に感動を与えてくれることでしょう。思い切り泣いてみるのもオススメです。

 

■まとめ

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子どもと一緒に楽しめて泣ける映画を5つ紹介してきました。家族みんなでワイワイ楽しく過ごすのも良いですが、ときには映画を見て、しっとりと過ごすのも良いですよね。 「映画を見て感動し、涙する」というのは、子どもの心が大きく成長している証でもあります。どんなシーンに心動かされたのか、作品を見終わったあとには、ぜひ家族で意見を共有してみてくださいね。一緒に感動できたポイントを探してみることで、「次は一緒にどんな作品を楽しもうかな?」なんて考える、ヒントになってくれるはずですよ。