72-1

親子一緒にゆっくりと過ごせる時間には、映画鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。外へお出かけするのも良いですが、ときにはじっくりと一つの作品に向き合うことで、子どもの成長を直に感じとることができるのかもしれませんね。 今回は、しっとりとした気分になりたいときにオススメの、「子どもと一緒に楽しめる、泣けるアニメ映画」を5つ紹介します。子どもの好みに合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。

 

■カールじいさんの空飛ぶ家【2009年公開】

世界を冒険することを夢見ていた少年・カール。幼い頃に最愛の妻と出会い、結婚し、穏やかな日々を過ごしながらも、夢を諦めたままいつしか老人になってしまいました。 人生も終盤に差し掛かった頃、若い日の夢を妻と一緒にかなえようとしたところに、妻が突然倒れてしまいます。最愛の妻を亡くしたカールは、一人の少年と出会い、昔夢見ていたような大冒険へと繰り出すのです。 人生の終盤だからこそわかる、人生の意味と大切な人への愛が、深く胸を打つ作品です。子どもにとっては、テンポよく進んでいくストーリーを、ドキドキワクワクしながら楽しめる作品だと言えるでしょう。大人になり、「夫婦」という形を手に入れた今だからこそわかる、カールとエリーの壮大なラブストーリーに、酔いしれてみてはいかがでしょうか。人生にとって本当の冒険とは何なのか、深く考えさせられますよ。

 

■ベイマックス【2014年公開】

幼い頃に両親を失った天才少年ヒロ。今度は、たった一人の肉親である兄をも失ってしまいます。失意の底にいるヒロの元に現れるのが、生前に兄が開発していた、ケアロボット・ベイマックスです。 白く風船のように膨らむ体と、対象者の心と体に寄り添い、深く傷ついた気持ちを癒すことを目的として開発されたベイマックス。ヒロはベイマックスと一緒に、兄の死の真相を暴いていきます。 ディズニー映画といえば、「アナと雪の女王」や「シンデレラ」など、王道プリンセスストーリーを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、こちらは男の子も楽しめる冒険ファンタジーです。 ベイマックスに癒され、そしてヒロの勇気に感動できる作品ですよ。