■接客業
子育て中は、コミュニケーション能力を高めるための絶好の機会でもあります。まだ言葉が通じない子どもとなんとかして意思疎通をして、些細なことから相手の感情を読み取るスキルも、自然と身につけていけます。 こうした能力は、何か明確な「資格」になるわけではありませんし、言葉で説明するのも難しいもの。しかし、多くの人と気持ち良く関わっていくためには、非常に重要な能力となります。 「お客さんと関わる仕事」は、世の中にいくつもあります。 ・飲食店のスタッフ
・食品スーパーのレジ
・受付スタッフ これらの仕事で活躍するためには、お客さんが今、何を求めてどう感じているのかを、ごく自然にキャッチすることが必要となります。 日常生活の中でコミュニケーション能力を磨いてきた子育てママたちにとって、これは決して難しいことではありません。イキイキと働けるのではないでしょうか。 またこうした仕事は、 ・短時間勤務が可能
・スタッフ同士で助け合える
・シフト制で融通が利きやすい
・求人数が多く、都合の良い職場を選びやすい など、ママたちにとってのメリットも多数あります。ぜひこうしたポイントにも注目してみてください。
■家事代行スタッフ
育児だけではなく、日常の家事のスキルもフル活用できるのが、家事代行スタッフのお仕事です。共働きで仕事に集中したいと考えるご家庭も多い中、家事代行業のニーズは非常に高まってきています。もちろん業務を行うスタッフも多く求められていますから、就職しやすい業種だと言えます。 家事代行スタッフが求められる仕事の内容は、非常に幅広いもの。あるご家庭では「料理」を依頼されることもありますし、また別のご家庭においては、「お掃除」を主な業務として依頼されることもあるでしょう。 とはいえ、日常生活の中で「調理をしながら掃除をして、空いた時間に買い物をして……」なんて、家事を終えるために、効率を意識しながら動くママたちも多いはずです。その作業が、そっくりそのまま「仕事になる」というわけですね。 もちろん「プロ」として活躍するためには、努力や工夫が必要となります。しかし業務で得たさまざまな知識を、反対に家庭の中に持ち帰ることができるのも、大きなメリットだと言えます。
■まとめ
長い時間「家事・育児」を専門で行っていると、「仕事をする」ということに不安を抱えるママも多いのではないでしょうか。しかし「子育て」という経験を活かすことができれば、それはそのまま、仕事をする上での「自信」につながってくれるはずです。 「そろそろ仕事をしたい!」と考え始めたら、ぜひ子育て経験を活かせる職種にも注目してみてくださいね。