■過去を蒸し返す

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ケンカをしていると過去の出来事を思い出し、終わったことを蒸し返して夫に文句をいってしまうこともあります。妻にとっては忘れられない出来事だったとしても、夫との話し合いで解決しているなら、口に出さないほうが良いでしょう。 夫婦間のことについては女性のほうが記憶力も良いことが多いので、あのときこういった、あのときこうしたなどということをいつまでも覚えています。 終わったことをいつまでも蒸し返されると、ケンカのたびにこの話をされるのかと感じ、夫も辟易してきます。夫自身も反省していたとしても、あまりしつこく話を持ち出されると、妻に対する罪悪感も薄れてしまいます。 ■容姿の悪口 結婚して時間が経過すると、お互いに容姿が変わってくるものです。太ってしまったりハゲてきたりと、口には出さないけど気にしている夫も多いことでしょう。 容姿に関する悪口は、いくらケンカ中といってもNGです。コンプレックスに感じている場合もありますので、それを刺激すると傷つけたり、よけいに怒らせてしまうことになります。 ■親の悪口 夫婦ゲンカをしているときでも絶対に口に出してはいけないのが、夫の親の悪口です。親の育て方が悪い、あなたの家は非常識など、相手の親を否定するのは夫そのものを否定することにつながります。 誰でも自分の親を否定されるのは、気持ちいいものではありません。親を悪くいった相手に対して、敵対心を抱くのは当然のことでしょう。


坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと思うかもしれませんが、夫婦ゲンカと夫の親は無関係です。ケンカをしている相手は夫であって、義父母ではありません。 義父母の悪口を夫にいうことで、妻の人間性も疑われます。いくらケンカ中とはいえ、決して口に出してはいけない言葉はお互いに分かっているはずです。どんな手段を使ってでも相手を陥れたいのかと思われ、今後生活を共にしていけるか夫も不安に感じることでしょう。また、自分の親に何かあったとき、妻がどのような対応をするのか怖くなってくるのではないでしょうか。