自分は普通なのに、子どもが几帳面過ぎて戸惑うママも
Yさん(31歳・5歳の男の子のママ) 「そんな風に育てたつもりはないのですが…息子は、特に工作などで完璧主義なところがあって。いいものをきっちり作りたいという気持ちは良いと思うのですが、何かの事情で予定通りにいかなかった時に落ち着いて対応できないんです」
息子さんが保育園でキットを使って行事用の作品を作っていたときに、こんなことがあったそうです。
「完成直前で、形がいびつなのに気づき、よく見るとパーツを上下反対に取り付けていたことが判明したそうなんです。もう1回分解して作り直したいと大泣き。時間だから今は片付けようと言うと、泣いて保育士さんや周りの子を叩いたそうで…。他にも何人か作り方を間違ってしまった子がいたようですが、間違ったこと自体に気が付いていない子や、まあいいか~と笑っている子が大半で、パニックになったのはうちの子一人だったそうです。保育士さんからは、パニックになったことを注意するのではなく、悔しかった気持ちをフォローしてあげて下さいねとのことでしたが、この先、小学校でも似たようなことがあったら…と考えると少し心配です」
こういった、すみずみまできっちり作り上げたいという気持ちが強いのは良いことでもありますが、小学生以降では、良くも悪くも時間の制約も加わってきます。
子ども自身が自分の絵や工作に納得できない時、励ますつもりで「これで十分じゃない」「上手上手」などと声をかけると、気持ちが分かってもらないと感じて余計に怒り出すこともあります。
「そうか、もっと頑張って描きたかったのね」「思い通りにいかなくて残念だったね」のように、気持ちを代弁してあげられると良いですね。