“習っていない漢字を書いたら減点”“小学校ではシャープペンシルを使ってはいけない”など、時々話題になる不思議ルール。改めて考えると疑問に思うルールもたくさんありますよね。最近では、“算数の採点”が発端となったある議論が注目を集めていました。

 

さくらんぼ計算ってなに?


先日ネット上で白熱トークの火種となったのは、“さくらんぼ計算を省略したら減点された”という投稿です。

 

さくらんぼ計算とは、計算をするときの“途中式”を指すワード。例えば「7+4」という問題だった場合、まず2つ目の数字の「4」を「3と1」に分解します。すると1つ目の数字の「7」と「3」を足して、「10」のでき上がり。最後に余った「1」を足して「11」と回答していきます。2つ目の数字の下に丸を2つ描いて、その中に「3」と「1」を書くことから“さくらんぼ計算”という名称になりました。

 

ちなみにさくらんぼ計算は足し算だけではなく、引き算や割り算にも応用可能。「17-8」という問題では、足し算とは逆に1つ目の数字を「10と7」に分けます。お次に「10」から2つ目の数字の「8」を引いて、「2」と回答。余っている「7」と計算した「2」を足して、「9」を導き出します。