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妊娠が発覚した時に、自治体からもらえる「マタニティマーク」。優しげな妊婦さんの姿が描かれているマークは、見かけた経験がある人も多いのでは? 今回は、マタニティマークにまつわる、心温まるエピソードをお届けしていきましょう。

マタニティマークのその後…実は続きがあった!?


今回話題になっているのは、“マタニティマークには続きがあった!?”という説。とある新米ママはマタニティマークと、「日本医師会」から配られている「母子のためのお薬手帳」の画像をSNS上に投稿していました。

 

お薬手帳には、笑顔で診察を受けているお母さんと膝の上にちょこんと座っている赤ちゃんの姿が描かれています。いっぽうマタニティマークのデザインは、お腹の子に手を当てて優しく包んでいる絵柄。実際に2つを見比べてみると、お母さんと赤ちゃんの表情やイラストのタッチまで酷似していました。このことから新米ママは、「無事に出産して、子育てしている姿なのでは?」と推測したようです。

 

イラストの出所を探ってみると、マタニティマークは国民運動計画「健やか親子21」推進検討会が発表。イラストは「NPO法人 ひまわりの会」が担当しています。いっぽうお薬手帳のイラストも「NPO法人 ひまわりの会」が手掛けており、デザイナーは同一人物でした。

マタニティマークのお母さんに祝福の声


この投稿にネット上では祝福の声が殺到。「無事に生まれてる…! 同じ母としてすごくおめでたい気持ちになった」「ほっこりさせてもらいました」「いい笑顔で診察受けていて感慨深いね」「一緒に辛い妊娠期間を乗り越えた友達のような感覚!」「友人が出産したときみたいに嬉しい気分です」といった喜びの反響が後を絶ちません。

 

中には、「通勤電車では大変お世話になりました!」「無事に出産できたみたいで安心したよ」「私と一緒に妊娠期間を乗り切ってくれてありがとう!」という労いの言葉も寄せられていました。

 

ちなみにマタニティマークは1種類だけでなく、可愛らしいデザインのストラップも普及してきています。入手する方法は「妊婦雑誌の付録」「通販サイト」など様々。デザインは自由に加工が可能なので、オリジナルのマタニティマークを使用しているお母さんも少なくありません。

 

また東京・港区にある「乃木神社」では、マタニティマークをあしらった「安産子宝守」も販売しているよう。刺繍が施された温かいデザインは、ほっこりとした印象を与えてくれますよ。

ヘルプマークも妊娠中につけてOK!


妊娠中につけるマークとしてマタニティマークが普及していますが、じつは他にも妊娠中に使えるマークは存在していました。

 

「東京都福祉保健局」の公式サイトには、“白い十字”と“白いハート”が特徴の「ヘルプマーク」も妊娠中につけられるマークと記載されています。ヘルプマークを受け取れる場所は、「都営地下鉄各駅」「都立病院」「公益財団法人東京都保健医療公社の病院」など身近な場所ばかり。マタニティマークとヘルプマークのどちらをつけるかは、妊婦さん次第です。

 

しかしネット上では「ヘルプマークってどこかのブランドのマークかと思ってた」「目立つからなんだろうとは思っていたけど、意味まで知らなかったな~」といった声も続出しており、認知度はまだ低いかも。

 

ヘルプマークもマタニティマーク同様に、援助を必要としている人のマークです。他にも色々なマークがあるので、知っておくといざという時に役立つかもしれませんね。

 

文/内田裕子