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2020年度から小学校教育への導入が決定しているプログラミング。 特集「プログラミング教育とは…子供は何するの?」では、今人気のプログラミングスクールで子どもはどんなことを学べるのか、スクールに通うことでどんな能力が身につくのかをご紹介してきました。 今回は、子どもでも取得できるプログラミング資格についてご紹介します。この資格はできてからまだ数年と日も浅いため知らない方も多いと思いますが、活用の仕方次第で子供の学びへのモチベーションアップに繋げることができます。お子さんがプログラミングを習っているという親御さんはもちろん、これから習おうかなと検討されている方も参考にしてみてください。

「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」 

現在、子どもが取得可能なプログラミング資格には「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」があります。この資格は、Entry(合否認定なし)、Bronze(3級)、Silver(2級)、Gold(1級)の4段階に分かれています。3級〜1級は得点率60%以上で合格となります。

 

試験はパソコン上でScratch(スクラッチ)というビジュアル・プログラミング言語を用いて、制限時間内に問題文で与えられた条件を満たしたプログラムを作成するという内容です。 級が上がるにつれて、プログラムのロジックが複雑になっていったり、登場するキャラクターが増えたり、キャラクター同士の動きがプログラムで連動するような複雑なプログラムを作ることが要求されたりと難易度が上がっていきます。

 

何歳から受験できるの?


対象年齢は小学生以上ですが、年齢制限は設けられていないので誰でも受験可能です。ただし、「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」を主催するサーティファイ情報処理能力認定委員会の小林悠希さんによると「文章を読み解く読解力が求められるため、推奨年齢は小学校3年生以上」とのこと。級が上がるにつれ問題文の文章量も多くなるため、それを正しく読解する力も求められるそうです。
現在、こちらの資格を受験するのは小学校高学年が中心だそうですが、小学校3年生でGold(1級)に合格した子もいるそうです。

 

いつ、どこで受けられるの?


サーティファイが試験会場として認定しているパソコンスクールや学習塾であれば、自由に試験日を設定して受験することができます。スクールに通っている子であれば、講師が「合格できそうだな」と思ったタイミングで受験をすすめてくれるところが多いようです。 中には受験だけでも受け付けている会場もあるので、スクールに通っていないけど受けたいという方は問い合わせをしてみてください。自宅で受けたいという人もいるかもしれませんが、現状は認定試験会場でのみの受験となります。 試験会場はサーティファイのHP「随時試験 実施会場検索」で検索できます。

 

採点基準は?


 「級によって若干異なりますが、だいたい30項目くらいの採点基準を設けていて、問題で指示したプログラムが1つ1つできているかという点を細かくみて採点しています」と小林さん。問題の指示通りに5歩ずつ動くという動きになっているか、きちんとセリフが出てくるようになっているかなどをチェックしているそうです。

 

小林さんによると、ただ指示通りにプログラムを作るだけではなく、完成例通りに作った後に、自分のアイデアで自由にプログラムを改造・アレンジして、それを文章で説明してもらうという設問があるとのこと。例えば、エントリーの試験「ねこと馬の追いかけっこ」というプログラムを作った後で、次のようなアレンジをした子がいたそうです。

 

改造内容:「ランダムにリンゴを置いた」「ネコがリンゴに触れた時に大きくなるよう設定した」 説明:りんごをネコがとると大きくなるので、馬がつかまえやすくなる

 

これを見て小林さんは「ただ単にアレンジを加えたのではなく、意味があるアレンジになっていることに驚きました。本来子どもが持っている『こうしたらもっと面白くなるんじゃないか』という自由な発想を引き出す1つの手段として、プログラミングは有効に使えるんじゃないかなと思いますね」と語ります。