今注目される“アニマルセラピー”の効果とは
今や各家庭にペットがいることは当たり前の時代ですよね。ペットフード協会は「全国犬猫飼育実態調査」で、2003年にペットの飼育頭数が15歳未満の子供の数を抜いたと発表。ますます増えるペット数を背景に、今“アニマルセラピー”が認知症に効果があるとして注目を集めています。
長寿科学振興財団の調査によると、長く施設に入っている高齢者はどうしても会話や表情の変化に乏しくなりがち。アニマルセラピーによって犬と触れ合うことで、自然な笑顔を取り戻せるそうです。また、犬をなでる、触る、抱くなどの自発的な行動も促され、活動意欲や身体機能がアップすることも。アニマルセラピーを始めた方の中には、昔の飼い犬を思い出して涙する方もいるようですよ。
アニマルセラピーの効果について、ネット上では「街で犬と触れ合っていたおじいちゃんの笑顔が素敵でした」「アニマルセラピーは年齢問わず効果絶大。いつもペットの顔見ると疲れが吹っ飛ぶ」「今日は愛犬を連れておばあちゃんの施設へ行った。初対面なのにおばあちゃんも犬もはしゃいでて感動」といった声が上がっていました。
ペットとのふれあいや予防運動などで脳を“使う”ことが大切です。人と会話するだけでも脳は活性化するので、家や職場で周りの人と積極的に会話していきましょう。
文/内田裕子